日本の貴重な伝統文化である「こども神楽」の継承に取り組んでいる子ども達とマレーシア・サラワク州の少数民族の伝統的な舞踊の継承に取り組んでいる子ども達が交流をすることにより、お互いの歴史、異なった文化、宗教観などに触れ、国際理解を深めた次代を担う子ども達を育成することを目的として事業を実施。 2017年3月、サラワク先住民居城地域の小学生10名を招へいし広島県廿日市市の子ども達と交流した。民族舞踊を披露し、合同授業を行い、初めての学校給食を体験し、互いの文化を紹介。 ホームステイ先で日本の一般家庭の生活も体験した。FM廿日市のラジオ出演や廿日市文化協会主催の交流会を通して、多くの市民と交流することができた。
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1541/
- 関連する国/地域
- マレーシア
申請団体より
① 日本マレーシア協会では、1990年代からマレーシア・サラワク州で地域に居住する先住民の人たちと協働で熱帯雨林の持続可能な再生に取組みながら未来を担う地域の小学校・中高校・大学と交流し、熱帯雨林の大切さを共有する取り組みをしている。 ② 本交流事業を通じて子ども達は、異なった文化を持ち、肌の色も異なる子供たちと出会い、会話し、一緒に遊び、自分と同じ子ども達であることを確認するなど多くの学びを得た。 ③ また、伝統文化を継承する意義を実感し、生きた体験が出来たことで子ども達がこれまで以上に海外に興味を持つようになったとの評価を得た。 ④ 初めての取組みであったが、多くの成果が確認できたので機会を見て今後も継続したい。