多くのベトナムの人々に直接日本の文化を伝えること、また華道・茶道を次世代に繋げる人材育成を目的として、2017年3月、2日間の日程でホーチミン市食品工業大学を会場に文化交流会を開催した。華道、茶道のパフォーマンスや着物ファッションショーを披露。また、日越の文化を比較するセミナーも開催した。会場運営、集客にはベトナム側の教育関係者も協力し、事前に各大学、各高等学校で参加の呼びかけを行った。日本人留学生や日本語学科の学生によるFacebook、Twitter等の幅広い宣伝もあり、休日にも関わらず延べ3,000名近くが参加した。スタッフとして日本人大学生20名も参加し、日越の若者たちを中心にした友好の輪をより一層広げた。
- 関連する国/地域
- ベトナム
申請団体より
文化交流会を通じて、いかに相手国の人達に日本の伝統文化を伝え、理解してもらえるかだと思うが、今回は若者を対象として大学キャンパスを会場に選択し、開催をした結果、華道・茶道を伝えることは当然であるが、「音と光の共演」による音楽・合唱・ビンゴゲーム等々を加えることにより、学生間のコミュニケーションが活発になり双方を理解し、Facebook、Twitterで友人関係を深めていた。また、参加した日本人学生は日本文化に対する見識を深め教育的効果もあり、今後も継続して、文化交流を開催する方針である。 今後の展望や課題としては、特にアジア諸国に日本伝統文化のすばらしさを伝えるための活動を行っていくとともに伝統文化の人材育成の為、大学と連携して文化交流をしていきたい。そして2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けての活動はもとより、ASEAN10ヶ国との文化交流事業も、その後も継続することを目的としている。 助成を受けることにより、今まで独自な活動であったが、人材面、会場選択に広がりができ、国際交流基金アジアセンターによる信頼が一層充実した文化交流事業開催になった。