ASEAN諸国内の大学と協働して、過去2か年にわたる「各地の観光資源、特に『食』に関連した資源の調査」の結果を取りまとめ、成果報告書を作成・発行し、調査研究結果を一般社会へ発信・還元するとともに、アセアン諸国の各大学と本学とで形成を目指す、観光系大学コンソーシアムの設立に向けた準備を行うプロジェクトである。
2018年度は過去2か年同様、マレーシア・国立マレーシア科学大学、タイ・チェンマイ大学、ベトナム・ハノイ大学、インドネシア・ガジャマタ大学、ラオス・スパーヌウォン大学の5大学が参加し、8月には国立マレーシア科学大学、10月にはガジャマダ大学でミニシンポジウムを開催し、3月には京都外国語大学において、調査研究結果を一般社会へ発信・還元することを目的とした国際シンポジウムを開催した。
観光振興策の一つとして、多言語による各地の観光資源の紹介をWebサイト上で行う試みを行っており、2017年に立ち上げたウェブサイト(http://heritagetourismproject.org/)において、多言語による各地の紹介を実施している。
事業関連ウェブサイト http://heritagetourismproject.org/
2016年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1633/
2017年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1729/
- 関連する国/地域
- 日本, インドネシア, マレーシア, タイ, ベトナム, ラオス
- 協力団体/協力者
- 国立マレーシア科学大学
- チェンマイ大学
- ハノイ大学
- ガジャ・マダ大学
- スパーヌウォン大学
申請団体より
2018年4月に京都外国語大学にグローバル観光学科が新設され、本プロジェクトの事業責任部署を国際関係学科から同学科に移管し、より充実した布陣で挑んだ。
また、本助成により得ることができたASEAN主要大学との調査研究結果および人的ネットワークを、グローバル観光学科が中長期的目標として掲げる「ASEAN諸国と観光を活用した持続可能な発展を目指す研究・教育コンソーシアムの設立」を近い将来には実現するために活用し、発展させるものである。