ASEAN諸国の囲碁指導者、また次世代の担い手となる囲碁指導者を目指す若年層を対象に囲碁指導のノウハウを提供した。また、囲碁普及という共通の目的のもとに、本事業の参加者が担い手となり、日本棋院とASEAN諸国の囲碁協会を通じて相互の協力体制を構築し、各国相互の連携を推進した。今後、ASEAN諸国に教育としての囲碁導入を推進するため、日本で実証されてきたノウハウ等を共同で研究、協力しながら各国の学校で囲碁授業の採用を目指し、その成果の世界中への発信を目指す。
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1721/
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1517/
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール, マレーシア, タイ
- 協力団体/協力者
- タイ囲碁協会
- シンガポール囲碁協会
- etc.
申請団体より
実際に、現地小学校や高校などの囲碁授業で指導している指導者たちは、非常に熱心にプロ棋士の講義を受けていた。 タイでは、普段から保護者も囲碁普及に積極的に関わっており、今回のプロ棋士の訪問に高い関心を寄せてくれ、今後の学校囲碁普及の将来性を感じた。 日本からプロ棋士が実際に赴いて事業を実施したことで、現地との距離が一気に縮まり、今後相互に研究・協力しあう基盤が出来たことは訪問の大きな成果である。 日本からプロ棋士を招聘する場合、ほとんどが囲碁発展途上国であるASEAN各地の囲碁協会にとって、経済的負担が大きいところ、今回、旅費・滞在費の助成はとても大きな支援であった。また、学校囲碁の普及という協働のテーマのもと、普及の先駆者である日本が一緒に活動したことで、、現地指導者たちの今後の普及活動に大きな説得力を与えることができたようだ。