アジアおよび日本で活躍するアーティストの身体表現を通して、多様な価値観が混在しながら共生するアジアの〈現在〉を紹介する。2001年に始動し、これまで合計8回、そのうち神戸で3回開催した。2017年は、「新長田におけるアジア、家族の系譜」をコンセプトに掲げ、マルチエスニックタウンである新長田の文脈を“家族”をキーワードに掘り下げた。助成対象事業としては、フェスティバルのオープニング・パフォーマンスとしてジェコ・シオンポとの協働プログラムを実施。「国内ダンス留学@神戸」参加者と地域住民を合わせて計60名を越える出演者を、ジェコ・シオンポが振り付け、劇場を越えて新長田の3つの商店街でパフォーマンスを展開した。
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/en/grant/cc1569/
- 関連する国/地域
- 日本, インドネシア
- 協力団体/協力者
- Jecko Siompo
- JeckoSDANCE
申請団体より
ジェコ・シオンポは、インドネシア・パプア地方の民族舞踊(動物を狩る際の舞踊)とヒップホップを融合させ、「アニマル・ポップ」という独自の手法を編み出した振付家である。今回、下町芸術祭のオープニング・パフォーマンスとして、60名を越える国内ダンス留学@神戸 6期生及び子どもから大人までの地域住民が、ジェコの振付を基に新長田の商店街を闊歩した。ダンサー、ノン・ダンサー、子どもからお年寄りまでの多世代がゆるやかに繋がる場を形成し、新長田ならではの家族のあり方を通して、コミュニティのあり方の可能性を提示した。