アジアにおけるインターネット・フレンドシップ校交流事業

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 5,382,424
活動国・地域
日本, タイ

日タイの中学校、高校がインターネットを通じ、原則として1対1による国際交流を支援した。 まずは両国でDMの発送等により、本事業を広報。タイ各地ではオリエンテーションを、日本側では既に本事業に参加している日タイの教員を招いた説明会を開催し、参加校を募った。来日したタイの教員は、日本側交流校も訪問した。 申込みを受付後は、学校マッチングや交流開始等をサポート。定期的にメールやSNSを通じて日タイ相互の進捗や実施状況を確認するとともに、交流視察や学校訪問を実施した。さらに日本側事業参加校希望者を対象に、タイ学校視察を実施。また日本側の参加校全校を対象に現状報告、情報交換の場として「全国会議」を開催。ここでの議論を受け、直接交流の機会を設定することとなり、タイ訪問と日本招へいを実施した。 インターネット交流の実施例や参加教員の報告は日本では事例集にまとめられ、タイでもブックレットを作成し参加校へ配布した。 そのほか両国で随時プレスリリース等を行い、広報活動に努めた。

平成26年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1436/

関連する国/地域
日本, タイ

申請団体より

インターネット接続があれば、場所を問わず、国際交流ができることのメリットは大きく、日タイの生徒が普段の学校生活の中で、相手国の知識・情報を得たり、英会話への自信を育むことができたようだ。 中でも、互いに母国語ではない英語を使い、同世代同士の目線で交流を楽しみ、学ぶことができたという声が多く寄せられた。 さらに、相互理解の方法としては対面交流も重要視し、タイの学校の先生や日本の学校の先生に交流相手校へ訪問する企画を準備したが、見学の機会が少ない地方の学校そして普段の学校生活を目の当たりにすることにより、双方の学校の先生ともに非常に有意義な経験が得られ、今後の交流の足掛かりにすることができたようだ。こうした観点から、インターネット交流と対面交流の組み合わせにより、多様かつ継続的な交流を進め、信頼関係を深めていくことが期待される。

関連する事業

活動国・地域

ANIME-ASEAN

山形ドキュメンタリー道場3

瀬戸内アジアフォーラム開催事業

アセアン諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた国際会議

シンポジウム&コンサート 『アジアにおける伝統と創造 Noh×Contemporary Music Vol.4』

日本・ミャンマー共同映画製作プロジェクト(作品仕上げ・シンポジウム)

活動分野

Understanding Your Neighbors: Exploring Narratives of Asian Society in Contemporary Literature

横浜・神戸・長崎洋館群とカイベー洋館群の保存と市民交流による新文化創造プログラム

日本、インドネシア、マレーシアの協働による津波被災地コミュニティアート事業

女性の創業における障壁に関する調査とその障壁を越えるためのイベントの開催及び報告書の作成

日本の遊び文化を通して、知的好奇心を育み交流する「ミャンマー移動型おもちゃ美術館」の巡回開始

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業