日本・インドネシア 伝統音楽交流 コラボレーション事業

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成29 (2017) 年度
助成額
JPY 1,449,000
活動国・地域
日本, インドネシア

西洋音楽の学理に沿って伝統楽器を使ってコラボレーションしている例はあるが、伝統音楽はそれぞれのユニークかつ魅力的な学理を持ち、これを融合させる例は日本・インドネシア間ではまだ充分とはとは言えない。本事業は古来の形を継承している新鋭者同士で行い、老若男女・国際的な広がりを考えて新規性・継続性を見据えた両国間の交流事業の実現を実施した。
現地の方々に、伝統音楽と文化の面白さや意義を知ってもらっただけではなく、両国の親和性を舞台を通じて広める架け橋となった。この事業を通じて、インドネシアと日本で活躍している企業にも興味を持ってもらっており、日本の伝統だけではなく、インドネシアの方々にも自国の文化、伝統音楽を再認識させる良い機会になったものである。

関連する国/地域
日本, インドネシア
協力団体/協力者
FOMBI (forum music tembi)
Brian trinanda K adi
Universitas Negeri Semarang
Swara Nusa

申請団体より

海外を色々と経験した中で、インドネシアという国の風土や人柄がとても日本に近いものを感じた。 気配りやおもてなしの精神性等々温かい気持ちとなり、文化・音楽性としても色濃くその親近感が表れていた。 助成は交流の新しい糸口として大変重要な位置づけにあると実際にやった中で感じており、文化交流、相互理解のために 必要不可欠な素晴らしい取り組みであると改めて実感した。 今後伝統音楽の需要は益々増えると考えられるが、その中でどの国で、どこの場所で、何が求められているのかを理解する事も必要だと思った。 実際にインドネシアの3都市で、日本音楽のみのパート、コラボパートなど、評価が高い部分が違っておりこのような事業を通じて調査を深めていくことが、ビジネス化という意味でも今後大事になっていくと感じた。 日本・インドネシアの伝統音楽、そしてその新しいコラボレーションが現地で高く評価を受けたことは、伝統的な文化の交流の発展という意味でも大きな広がりを感じる事業だった。

関連する事業

活動国・地域

1st Ed. The Creators’ Cradle Circuit Transnational Mobile Festival and Platform

アジアTYAネットワークプログラム

アンコール・ワット修復人材養成プロジェクト

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業

インドネシアの消滅の危機にあるBeaten Bark製の絵巻物ワヤンベベルの保全継承を、社会全体で具体的に促進していく日イ協働の支援・応援プロジェクト

活動分野

Manila, Tokyo, FESTIVAL OF THE RECENTLY POSSIBLE 2019: Towards an Asian Network of Digital Art & Sound

インストゥルメント・ビルダーズ・プロジェクト・キョウト

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

130th Anniversary of Japan – Thailand Relations Concert by FEROCI PHILHARMONIC WINDS

東南アジア島嶼部 異文化共同プロジェクト 『島嶼の王国シリーズ:ゴング三部作 』

シンガポール・エスプラネード=サントリーホール グローバル創造協働プロジェクト