日本を代表する伝統文化地区とホイアンの市民交流による新文化創造プログラム

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 1,914,236
活動国・地域
ベトナム, 日本

昭和女子大学が2003年に第1回をプロデュースした日本祭りが16回目を迎え、京都市西陣織工業組合・松阪市商工会・共同組合岡山県備前焼陶友会をホイアンに派遣、伝統工芸に関する技術交流を行った。また、日本橋・佐賀・石見銀山・昭和女子大学同窓会他、多くの団体とコラボし、ホイアン日本橋の袂のグエンチミンカイ通りを日本町に装飾、また日本祭りステージでも様々な形で日本文化の紹介に努めた。 さらに、3つの日本の伝統工芸分野に関する専門家が来日。ホイアン市シルクヴィレッジは西陣織の技術支援を得るための具体的な相談を、ベトナム文化省無形文化財課長とホイアン市タインハ陶芸村陶工は無釉薬のチャム陶器等の再興を目指し食器等への実用化技術を研修、松阪文様手織り木綿研究者は松阪市からの依頼を受け、三越等の松阪商人がホイアンから来た柳状布を基に松阪文様を考案し全国規模の日本橋商人となったことを研究、いずれも大きな成果を上げた。

申請団体より

昭和女子大学は文化庁指導の下で、科学研究費により調査・民間寄付金等で修復工事を行いホイアン旧市街を世界遺産に、ドンラム、カイベーを農村集落国家文化財指定することに貢献、ユネスコアジア太平洋州文化財保存賞3回・ベトナム文化功労賞4回・日本建築学会賞1回などの表彰を受けた。通常は調査段階で関係が終わるが、幸い本学国際文化研究所には建築・食品・服飾・ITデザイン等のメンバーが属し、JICAパートナー型プログラムに選定され文化財観光推進協力へと進むとともに、さらにその後、国際交流基金の支援で市民交流を推進、1992年調査開始から20数年間に渡り協力関係を維持してきた。そして、ホイアンと京都・備前・松阪・日本橋・大田他、カイベーと横浜・神戸・長崎他と市民交流を構築、さらに来年度はドンラムと日本各地との交流を生み出そうとしている。国際交流基金のこれらの国際交流事業支援をたいへん有難いものと感謝している。

関連する事業

申請団体

横浜・神戸・長崎洋館群とカイベー洋館群の保存と市民交流による新文化創造プログラム

活動国・地域

ひとつの机とふたつの椅子 one table two chairs meeting 2018

マレーシア・シンガポール・ベトナム・タイ・インドネシアとの舞台芸術の国際共同制作事業

Month of Art Practice – an annual art exchange and learning platform

Multitude of Peer Gynts: An Inter-Asian (Indonesia, Japan, Vietnam and Sri Lanka) Theater Collaboration

アジア、女性、舞台芸術をめぐるプラットホームの持続化と発展

アセアン諸国のTVメディアとの番組共同製作+ワークショップ 2015!IN VIETNAM

活動分野

サクラコレクション

結城座×ベトナム青年劇場 2016 日越国際協働制作 『野鴨中毒』

日本・インドネシア 伝統音楽交流 コラボレーション事業

カンボジア,サンボー・プレイ・クック遺跡群の保全に関わる人材育成

ONE ASIA Joint Concert 2016

カンボジア, サンボー・プレイ・クック遺跡群の保全に関わる人材育成