第一回 熊谷市国際ラグビー交流会 2019

  • アジア・市民交流助成
採択年度
令和元 (2019) 年度
助成額
JPY 567,680
活動国・地域
日本

2019年11月27日~12月4日にかけて、マレーシア・プトラ大学(Universiti Putra Malaysia、以下UPM)ラグビーフットボールチーム30名(選手26名、コーチ3名、通訳1名)を、ラグビーワールドカップ予選が行われた熊谷市に招へいして、以下の市民交流事業を実施した。
1. UMPラグビーフットボールチームと立正大学ラグビーフットボールチーム及び熊谷市社会人ラグ ビーフットボールチームとの親善試合
2. 熊谷市タグラグビーチーム(熊谷市47校の小学校の生徒・父兄の希望者を募って) とUPMラグビーフットボールチームとのタグラグビー親善試合
3. 熊谷農業高校への表敬訪問
4. 和菓子作り体験や農業(コメ生産工程)見学
5. 熊谷市名物フライと焼きそばの試食会
6. 日本のカレーとマレーシアカレーの食べ比べ
7. UPM主催による熊谷市小学生と市民に対してのイスラム料理試食会
8. 熊谷市市議会・市長への表敬訪問
9. ワールドカップ2019の試合会場見学(熊谷市ラグビー場)

立正大学との交流試合
立正大学との交流試合
熊谷市民との交流
熊谷市民との交流
埼玉県立熊谷農業高等学校訪問

申請団体より

1. 事業を行って得た成果
月並みだが、お互いをリスペクトし合い、ルールに従って交流すればスポーツや市民交流に(特に若い世代)文化や言語の違いは、まったく関係が無いという事が実証されたと思う。
年齢を重ねれば重ねるほど、相手に自分を良く見せたいという気持ちや相手への警戒意識が発達し、出会った当初はコミュニケーションが上手く取れないが、それとは逆に年を取ると涙腺が緩むのか別れ際は感情や涙が溢れてしまって、別れの言葉すら出なくなってしまう。彼らが帰国して暫く時間が経つと、彼らと一緒に過ごした時間がとても大切な経験や喜びに変わった。 この経験を活かして、次の機会を得た時には、お迎えする海外の方にもっと快適に熊谷で過ごして貰いたいという気持ちが強くなり、英会話を習う者もあれば、熊谷市の文化を勉強し、彼らの質問に分かり易く答えたいと発言する者など、この事業の関係者間では向きな意見が飛び交う様になった。ひょっとしたら、これが日本人のおもてなしの精神なのかもしれないと感じた。

2. 今後の展望や課題
UPM大学のラグビーフットボールチームはマレーシア学生ラグビーフットボール大会でも上位にランクインしている。立正大学も大学1部リーグに所属している強豪チームである。またUPM大学の前身は農業大学であったことから、それぞれに定期的な交流が可能なベースはあると思われる。そこで、立正大学のラグビー選手とUPM大学のラグビー選手とは定例に交換留学が出来る様にしたいと考えている。
また夏休み期間等に熊谷農業高等学校の生徒をUPM大学農学部へ短期研修に参加させたいと思いUPM大学と打ち合わせを開始した。それぞれ、現実的には旅費予算や英語会話能力の課題はあるが、それぞれ実現出来るように協力したいと思っている。
また、今回の経験を通して、熊谷市の協力体制は整ったと実感している。

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