ミャンマー寺子屋教師招へい事業

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 254,190
活動国・地域
日本

申請団体は、2000年よりミャンマーで貧困等の理由により就学困難な児童を対象に、寺子屋を運営してきた。近年は、最近の政治経済状況の改善を受けて‘尊厳と自立’をテーマに話し合いを重ねてきた。平成30年度の寺子屋教師の招へいは、このテーマを日緬双方の話し合いを通じてより具体的な形にすることを主目的とした。また、寺子屋教師の希望により、障害者の自立に向けた取り組みの見学も組み入れた。

交流会では、率直な話し合いが行われ、現地リーダーの「日本語学校の設立と農業学校、職業訓練校の創立」という目標を共有。小学校や障害者就労支援施設等を見学し、さまざまな交流を行った。高山中央ロータリークラブにおいては、ミャンマーの教育環境を伝えるプレゼンを行った結果、タニベ村小学校の建設・修理を行っていく方向で検討されることとなった。サンビレッジ国際医療福祉専門学校では、外国人が日本でどのように介護の勉強をして資格を取得するかについて具体的に説明を受けた。タニベ村からは、早速4名の子どもから日本で勉強して働きたいとの要望があり、寺子屋のアシスタントからも、介護の勉強を日本でしたいとの希望者が出ている。

関連する国/地域
日本, ミャンマー
協力団体/協力者
高山中央ロータリークラブ

申請団体より

今回招へいした4名と当会会員との話し合いで、日本語学校、農業学校、職業訓練校の設立という夢を共有できた。当会会員とミャンマー側が、直接オープンに話し合うことができ、信頼関係をより強固にすることができた。サンビレッジ国際医療福祉専門学校では、小林校長先生から、具体的に留学・就職の必要条件や日本での生活、就職後の一般的な給料等の説明を受けた。日本語学校を設立すれば、卒業後進学先として生徒を紹介することが出来るまで話を聞けたのはミャンマー側の動機付けになった。既に、タニベ村の学生や寺子屋のアシスタントの大学生の中に、日本で介護の勉強をし、就職したいとの希望者がいる。高山中央ロータリークラブとは、歓迎夕食会や例会に出席しプレゼンを行うことにより現地のニーズを、より切実なものとして捉えてもらえた。今後は、小学校校舎の建設・修理を行う方向で検討していただけることとなった。笠松小学校では、朝10時半から午後3時過ぎまでの長時間に渡り、様々な授業や課外活動を体験・見学し、ミャンマー人教師達は大きな刺激を受けた。 田中ファミリーファームでは、障害を抱えながらも自立して生活し、活き活きと作業している様子に、ミャンマーでもこのような施設を作りたいとの切実な思いを、現地リーダーのチョーウィンが吐露した。

関連する事業

活動国・地域

第8回世界俳句協会大会

インドネシア・アチェと東松島市の子ども国際交流事業 「被災地から未来への対話/壁画の架け橋」

ASEAN Community Tokyo Tour ~ ASEAN Community-Japan 1周年事業 ~

第12回アジア国際子ども映画祭北見大会

インスタント・シティ東京

日本インドネシア民主主義会議

活動分野

日本・フィリピン未来共創のアイデアソンキャンプ

「ドクさんの奇跡の物語」を通じた日越交流プロジェクト

日本・ASEAN国際ボランティア・サミット

湘南とアジアの若者による未来創造事業

アセアンの国々で文化交流を通して、マナー方法を開発

世界湖沼会議子ども交流事業