21世紀アジアのオーケストラのアイデンティティ確立のための相互交流とネットワーキング
一定の歴史があり更なる成長をとげる王立バンコク交響楽団と、本格的な活動が始動したばかりで手探りで自らの在り方を探る国立ミャンマー交響楽団を訪問し、その活動や関係者、それぞれの置かれている文化的、歴史的背景を取材する。また日本のオーケストラのヴィジョンや課題を共有することで、21世紀アジアのオーケストラの存在価値や活動の在り方について相互交流を深め、具体的な活動へ向けての起点を築く。タイ・バンコクでは複数のオーケストラや音楽学部を持つ大学が併存し、一定の聴衆も存在している。ヨーロッパやアメリカと違うアジアの大都市でどのようにクラシック音楽文化が発展しているのかを知ることは日本でのオーケストラ活動にも大いに参考になり、活用できる。さらには音楽と社会、教育的、福祉的な活動がリンクしたものもあり、世界的に広がりつつある芸術の社会的な側面を改めて捉え直し、それを目的にバンコクの社会的な問題に深く関連した独自の活動についても知る。
- 主な活動地
- ミャンマー:ヤンゴン、タイ:バンコク
- 受入機関/協力者
- ミャンマー国立交響楽団
- 山本 祐ノ介
- Wanchai Yan-Ubal
- 王立バンコク交響楽団