爆音映画祭2019 特集タイ|イサーン VOL.3

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 3,764,452
活動国・地域
日本

映画の新たな見方を提案する「爆音上映」を手掛けるboid、映画『バンコクナイツ』を制作した空族、イサーン地方を含め多様な音楽を紹介するSoi48による協働事業。3年目となる今年は、ライブ1日、上映とトークを3日間で構成。
音楽ライブは、モーラム歌手のアンカナーン・クンチャイとプロイ・クンチャイ、ケーン奏者のポンサポーン・ウパニを招へい。ヒップホップデュオ、JUU & G. JEEとともにアンカナーン・クンチャイ・パッタナー・バンドとして、異なるジャンルを融合させた新たな視点の音楽を紹介。日本で唯一のピンプラユックバンド、MONAURAL MINI PLUGほか、日本のミュージシャンとも共演し、これまで重ねてきたリサーチおよび音楽における交流の成果を示すことができた。
上映は、タイ映画の新作に加え、過去に上映して高評価を得たイサーンが舞台の映画をプログラム。タイ・イサーン音楽界を代表するプロデューサー、スリン・パークシリ氏を迎えてのトークも開催した。さらに今回は、裾野を広げてカンボジアの映画も紹介するとともに、富田克也監督とYOUNG-Gなどのトークを通し、カンボジアの最新情報も発信。イサーンに限らず東南アジアの歴史と音楽が広く俯瞰できるラインナップで構成した。観客が新たな文化に触れることで、アジア地域の文化に対する興味をさらに深めることができた。

平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1565/
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1755/

『ザ・ムーン』 © 2011 SAHAMONGKOLFILM INTERNATIONAL CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
『カンボジアの失われたロックンロール』
『ラップ・イン・プノンペン』 © kuzoku
関連する国/地域
日本, タイ, カンボジア
協力団体/協力者
株式会社 空族
Soi48

申請団体より

タイをはじめとするアジアの国の貴重な文化を紹介する機会となった。またこれまでの出演者とは交流を続け、相互に刺激を与え合う関係ができた。また若い観客が増えているので、アジアと日本との理解を深め、友好的な関係づくりにも期待したい。そのためにもさらにリサーチを続けて、継続的に本企画を開催をすることを目的とする。 また、新たな展望として、爆音上映や日本のミュージシャンのライブをタイやカンボジアなどで開催することも視野に入れて活動を続けてゆく。
課題としては、今後は他の団体や機関などからの資金サポートを探る必要がある。

関連する事業

活動国・地域

Contemporary Asian Masks:Reconfiguration and Transformation

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業

Zine & self publishing culture research

東南アジアとの民主主義対話とアジア言論人会議

サクラコレクション2017-2018

The Tale of Two Countries: The Future of Urban Kampung and Cityness

活動分野

Wathann Film Festival ♯5

なら国際映画祭2016 『OUT IN JAPAN×NIFF』

アセアン諸国のTVメディアとの番組共同製作+ワークショップ 2015!IN VIETNAM

Manila, Tokyo, FESTIVAL OF THE RECENTLY POSSIBLE 2019: Towards an Asian Network of Digital Art & Sound

3rd SEAFIC Southeast Asia Fiction Film Lab program, sessions 1-3 (2019)

LAYAR: An Asian Cinema Heritage Forum

協力団体

爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2