ベトナム・市民ボランティアとの協働による市民交流と西洋館の活用・観光の活性化

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY1,121,950
活動国・地域
ベトナム, 日本

昭和女子大学が事務局となって推進するベトナム・市民交流事業の一環として、平成26年度からフランス統治時代の西洋館が残されているカイベー市と、西洋館の活用と市民交流を通じたまちづくりに参画。平成28年度は、本協会の単独事業としてカイベー市と交流活動を行った。 2016年11月、横浜市の装飾ボランティア3名をベトナムに派遣し、西洋館(ヴォー邸、キエット邸、バードック邸)のクリスマス装飾を実施。また演奏ボランティア2名によるクリスマスコンサートと、3館を巡るスタンプラリーを開催し、市民200名以上が参加した。 2016年12月、カイベーの西洋館所有者2名を横浜に招へいし、横浜山手西洋館「世界のクリスマス2016」、よこはま動物園ズーラシア及び三溪園の視察を行った。また、国際交流イベント「【ベトナム】を覗いてみませんか?」の講演会を開催。集まった市民110名にむけて、平成27、28年度のボランティアがベトナムでの活動について、西洋館所有者2名がベトナム西洋館の状況やクリスマスの様子について発表した。

関連する国/地域
日本, ベトナム
協力団体/協力者
学校法人 昭和女子大学

申請団体より

室内装飾の他、コンサート・スタンプラリー等のイベントを通じ、現地の人々とコミュニケーションを多く取ることが出来、信頼がより深まった。また、西洋館所有者と通訳を通じ事前に調整を密に行うことで、事業を実施することが出来た。このネットワークによりベトナムと日本の交流基盤が築かれ、今後に向けて情報交換が可能になった事が大きな収穫だった。 また、横浜でもベトナム交流を踏まえ、クリスマスイベントで取り上げ、(バイクサンタ)など新たな取り組みに繋がり、情報発信が出来た。 基金より助成を受けたことで、年齢を問わず参加できる様々なイベントをボランティアと一緒に行う事が出来、アンケートでは「楽しかった」「継続してほしい」等の意見も多く頂き、反響も大きかった。 しかし、レストラン利用のお客様と、イベント参加を目的とした現地の近隣住民との両者に向けた共存した形での運営は難しく、今後ベトナムで行うイベントに関しては、現地の実情にあった内容が好ましいと感じた。観光振興、集客という目的に沿ってベトナムの文化を踏まえた展開を現地の理解と協力を基に考えていきたいと思う。

関連する事業

活動国・地域

アセアン保育者と日本作家が協働する、幼児児童向絵本・紙芝居の翻訳・共作・実演をベトナムで始める事業

川崎フロンターレ ドリームチームセレクション

伝統文化を東京からアジアへ広げようプロジェクト委員会

ベトナム・市民交流によるまちづくり推進

JAVIPクラブ文化交流ベトナム公演

ベトナム・ハノイ「小中高一貫教育 実験学校」との日越文化交流

活動分野

防災文化セミナー「スマトラ沖地震津波より10年を経て」 – 文化と防災を軸とした交流 -

ベトナムの震災後支援への御礼とお箸文化交流

防災文化セミナー 「スマトラ沖地震津波より10年を経て」

日本インドネシアの文化理解・社会課題解決型 ファッションデザイン作品共同制作ショー

マレーシアの人形劇ポテヒ -多民族国家の文化実践を知る

アジア・ヘリテイジ・ネットワーク国際シンポジウムの開催 -アジア新興国の歴史的町並み保存活動支援に向けて-