東南アジアろうLGBTQ会議2021

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
令和2 (2020) 年度
助成額
JPY 1,360,600
活動国・地域
オンライン

「東南アジアろうLGBTQ会議2021」は、東南アジアのろう者かつLGBTQ(以下ろうLGBTQ)当事者によるプレゼンテーションを通して、議論・情報交換をし、情報格差を解消するとともに、同じ悩みを持つろうLGBTQ当事者との交流を図ることを目的としている。
本年はフィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、ラオス、韓国、日本が参加。オンライン形式で各国の講演者が、国内のろうLGBTQの状況や活動についてプレゼンテーションを実施。また、オンラインシンポジウムを開催し、今後の「東南アジアろうLGBTQ会議」に向けて意見を共有。互いの国が抱える課題について理解・共有を深めた。

2018年度 (平成30年度)アジア・フェローシップ https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/fellow/fs1811/
2019年度 (平成31年度)アジア・市民交流助成実績  https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1910/

関連する国/地域
フィリピン, マレーシア, タイ, ベトナム, ラオス, 韓国
協力団体/協力者
Pinoy Deaf Rainbow

申請団体より

2019年に福岡で開催した「第5回ろう×セクシュアルマイノリティ全国大会」では、日本のろうLGBTQ当事者たちがフィリピンのろうLGBTQ当事者たちと交流を持つことで、自己受容が高まり、ろう団体への積極的な働きかけ等へと結びついていく方向に進むことができた。また、京都でのプレ企画の実施や、フェイスブックのライブ映像を通して直接参加できなかった当事者以外の人たちにも広く伝えることができた。
今回の東南アジアろうLGBTQ会議2021は、東南アジアにはごく少ない民間の「助成金」制度を活用した日本のろうLGBTQの活動に触れることで、今後の新しい活動の方向を見出していくことが期待できた。そして、フィリピン以外のタイや韓国、ベトナム、マレーシア、ラオスのろうLGBTQ当事者のプレゼンテーションを通した交流は東南アジア諸国のろうLGBTQコミュニティにも波及し、いずれは全アジア規模での交流へと発展していくことが十分に期待できることを実感した。

関連する事業

活動国・地域

Tokyo Docs 2020

Multitude of Peer Gynts – an Inter-Asian (Indonesia, Japan, Vietnam and Sri Lanka) Theater Collaboration

国際会議「コンテクストの開示」:ソーシャルアートを通した対話と共有

A Photography Workshop for Young Timorese Photographers

交差/横断するテキスト:ミステリーとミスティカルのあいだで

4th SEAFIC Southeast Asia Fiction Film Lab program, sessions 3 (2020-2021)

活動分野

なら国際映画祭2016 『OUT IN JAPAN×NIFF』

アセアン諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた国際会議

アジアにおけるエネルギーを切り口としたデザインの協働プラットフォームの拡張

ジャパンスタディトリップ2018 (日本の政策や技術等の学習を通じた日本と世界各国の若手リーダーとの国際交流事業)

あいち国際女性映画祭2015

若手老年学研究者のためのワークショップ「高齢者に優しいコミュニティをつくるアクションリサーチ」