山本 芙由美|Fuyumi Yamamoto

  • アジア・フェローシップ
  • 平成30 (2018) 年度フェロー
活動期間
2018/12/01 - 2018/12/29
活動国・地域
フィリピン

アジアのろうLGBTQ支援を考える ~フィリピンでの活動調査でみえたこと~

セクシュアルマイノリティ(LGBTQ)の人権については、2015年アメリカ全州で同性婚が合法化されるなど世界的に前進しており、日本でも少しずつ理解が進んでいる。しかし、同性婚は認められておらず、偏見や差別は依然存在している。こうした中で、ろう者かつ性的マイノリティ(以下、ろうLGBTQ)の人たちは、さらに困難な状況に置かれている。就労や差別はもちろん、手話通訳者の多くはセクシュアリティやLGBTQに関する知識や理解が乏しい状況にあるためだ。LGBTQに関する活動の多くは聴者そして音声言語中心に進められ、ろうLGBTQはそれらから締め出されることもある。

アメリカやカナダの大学で「ろうLGBTQ学」を修めた山本芙由美は、2014年にDeaf LGBTQ Center(大阪市)を設立したが、日本のろうLGBTQ活動はまだ発展途上にある。アジアで最初に設立されたPinoy Deaf Rainbow (マニラ) は、相談支援だけでなく、ろうLGBTQコミュニティの習性や価値観に沿ったカウンセリングなどを積極的に実施。フィリピンでの取り組みから多くの学びを得られると考えた山本は、フィリピンにおけるろうLGBTQ活動、当事者の生活・意識などを調査した。

アジア・フェロー&アジア・市民交流助成セミナー 「アジアと考える インクルーシブ社会へのヒント」 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/news/news-10/

主な活動地
フィリピン:マニラ
受入機関/協力者
Pinoy Deaf Rainbow, Inc.
活動報告書
フィリピンのろうLGBTQコミュニティに関わる人たちの活動調査(4MB)

関連するフェロー

申請国

宇田 有三

齋藤 雅子

やぶ くみこ

堀崎 剛志

井口 寛

清水 美帆

活動国・地域

山内 光枝

インドラ・メヌス

ジュダ・スー

堀崎 剛志

ヒメネス・ベルデホ・ホアン・ラモン

筆谷 亮也

活動分野

鈴木 アツト

スージー・スレイマン

筆谷 亮也

ジャヌス・ビクトリア

伊藤 剛

マイカ・エラン