アジアを代表する多文化共生国家として様々な文化や価値観が共生し、経済偏重主義からクリエイティブ国家・アジアのデザインハブを目指しているシンガポール。その中心的役割を担うシンガポール工科デザイン大学でワークショップを開催。多文化や多様性を共存させるためにデザインと社会事業が果たせる役割について、相互の事例紹介を通して「多文化共生を推進する日本」と「当たり前に多様性があるシンガポール」の両国における異なる発想や視点の相違を学び合うことができた。 また「ダイバーシティ&インクルージョンのためのデザイン」というテーマを共通項に、日本とシンガポール両国の政府機関・研究機関・企業などと事例を共有し、ネットワークを構築できた。
- Related Countries
- Japan, Singapore
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Design Business Chamber Singapore
- Singapore University of Technology and Design
From the Organizer
限られた事業実施期間のなかでシンガポール関係者と日本からの参加者の日程調整に想定以上の時間を要し、日本からの参加者の一部に欠席が出たことが次回以降の課題であるものの、事業目的への大きな影響はなく初回としては相互に十分な収穫があり今後につながる事業となった。 とくに政府機関との打ち合わせでは両国間の「ダイバーシティ&インクルージョンのためのデザイン」への取組姿勢や具体的な政策の共通点と相違点が明確になった。 またシンガポールデザイン協会やシンガポール工科デザイン大学との交流から、今後の継続的な相互交流に向けた共通認識と交流基盤をつくることができた。