「感動の第九」合唱団とは、香川第九実行委員会の呼びかけにより全国の第九合唱愛好者で結成された、海外公演を実施する合唱団組織である。1995年ニューヨークのカーネギーホール公演から始まった企画で、今回の「感動の第九」は19回目となる。ハノイで開催された「日本さくら祭り」の中で、日本人とベトナム人が合同で合唱団を作り、北原幸男の指揮のもとオペラハウスで演奏会を行った。 ソリストは佐野正一、上原正敏、Phuong Nga、Phuong Uyenの日越2名ずつであった。ベトナム国立オーケストラの演奏で、日本からの参加者35名、ハノイフロイデ合唱団25名、ベトナム国立音楽アカデミーの学生24名からなる「感動の第九」ハノイ公演合唱団84名がともに「第九」を歌った。
- Related Countries
- Japan, Vietnam
From the Organizer
香川第九実行委員会が中心となって1995年からほぼ毎年開催をしている「感動の第九」演奏会を、アジアで実施したのは今回が初めてである。海外で演奏会をすることで、香川第九合唱団の日本国内での認知度が上がり、経済的に苦しい自主事業を継続していく上で地元地域や周辺地域からの賛同を得やすくなり継続が可能になることはありがたいことである。 参加者に費用負担をお願いしているが、今回は助成いただくことで負担が減り、多くの方が参加しやすくなった事は非常に有意義なことであった。 参加者が日本から持参したお土産を毎回まとめて現地参加の合唱、オーケストラの方に手渡ししている。プレゼントを喜んでいただけるのと同時に、伝統的なお菓子や工芸品、子供の玩具など日本の文化を少しでもご理解いただけることに貢献していると思われるのである。 今後もアジアを含め世界各地で民間レベルの国際交流を広げていきたいと考えている。