日本インドネシアの文化理解・社会課題解決型 ファッションデザイン作品共同制作ショー

  • The Grant Program for Enhancing People-to-People Exchange
Grant Year
Fiscal Year 2021
Grant Amount
JPY 896,082
Country of Activity
online

ファッションを軸にした社会的課題解決と異文化理解を目的とした日本とインドネシアの若手クリエイターによるチーム作品共同制作とその発表イベント。 ファッションは各国の文化であり多くの人の関心を集める分野でもある一方で、持続可能な社会を作るうえで大きな負担となっている産業としてその問題が注目されている。この状況に対しての啓蒙的な発信と日本とアジアの文化理解を目指し、日本-インドネシアという異なる文化圏のデザイナーがオンラインで議論し、各国の文化と社会的なメッセージを融合させデザインに落とし込み、3Dデータ化されたバーチャルファッションとして発表した。  イベントは同作品の発表の他、実在の服のランウェイや日本文化のエンターテインメント・インドネシア大使夫人などもお招きしたアフタートークとあわせて、会場中継配信として配信。日本インドネシアに限らずシンガポール・マレーシア・中国などアジア圏を中心に全世界からの視聴があった。

Related Countries
Indonesia
Co-organizer(s), Cooperator(s)
Muskaan
キサブロー
On-1 Tokyo
XR Couture, Carol Vajda

From the Organizer

コロナ禍における国際文化交流のありかたとしてバーチャルファッションという分野に挑戦し、実際の移動を伴わない、かつアイキャッチングなアプローチをとることで日本とインドネシアの文化交流だけでなく、ファッションの社会課題という世界共通の問題に対するメッセージの発信を試みた。 不確実性が高い状況の中で困難も多かったが、文化交流としての文脈だけでなくデジタルアートやテクノロジーの取り組みとして興味を持ってくださった方も多く、またインドネシアと日本以外の国からの視聴者も多かった。結果としてコロナ禍の制限内でのベストではなく、全く新しいものを生み出せたのではないかと感じている。 今後は今回の経験を踏まえ、人々が一堂に会して行う交流で得られる深い価値と、デジタル空間で紡がれる広い価値を組み合わせることで新しい国際文化交流のありかたを創り出していきたい。

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