日本とインドネシアの間で、お互いの国を行き来して、リアルな場での映画祭を企画していたが、コロナ禍により、実際に現地に赴いて行う上映や市民との交流ができないため、国境を越えて協働で製作されたドキュメンタリー、さらに「ボーダーレス」のテーマに合致した作品を上映する「コロナ禍を乗り越えるための日本とインドネシアのオンライン“ボーダーレス”映画祭」をオンラインにて実施した。映画祭の実施期間は2020年11月7日〜15日。特設サイトでドキュメンタリー映画を11本とオンラインイベント関連の招待作品を2本、期間限定で公開した。また、オンラインでのイベントとして「オープニングセレモニー」のほか、3回の「オンライン・マスタークラス〜語り合い」、参加監督が語り合う「ディレクターズ・ラウンドテーブル」の5つを行った。在日本インドネシア大使館およびインドネシア・アチェ州政府から後援を得、日イ双方から多くの方に事業を届けることができた。
プロジェクト関連ウェブサイト https://www.facebook.com/borderlessfilmfes
令和元年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1915/
平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1832/
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1704/
平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1614/
- 関連する国/地域
- 日本, インドネシア
- 協力団体/協力者
- 映像制作集団アチェ・ドキュメンタリー
- 駐日インドネシア大使館
- インドネシア・アチェ州政府
申請団体より
数値としての成果は、公式Facebookページへのリーチ数が約4万2千、投稿のエンゲージメントは約4千2百、ページ自体への「いいね!」が204、フォローが251(2020年中)となった。さらにYouTubeに公開された動画へのアクセスでは全体ではおよそ2千(目標値400)。ごく短期間の準備で、有料広告なしのオーガニックな実績としては良い成果であったと考える。
また成果目標としていた2点、1. コロナ禍により困難を抱えている映像作家らが本事業を通して、何らかの希望の光を見出すこと。2.いままで築いてきたインドネシアと日本の双方向な関係や文化創造プラットフォームを持続させること。については、達成できたと考える。今後は、国境を越えた遠隔地間がオンラインで結びつくため、何らかの「新しい手法」の開発を模索し、VR等の手法を活用した探究を検討している。