2017年10月17日から21日まで、アジアの諸問題に対して草の根の支援活動に取り組むNGO・NPOが、明日への課題を話し合う「第27回アジア国際ネットワークセミナー」を大阪、奈良市内にて開催した。 2017年のテーマは、「グローバル時代における地域経済と地域文化の存続を巡って」。若者が都市へと流出し、衰退しつづける地域をどうやって活性化させるのか、地域産業や環境、教育、若者などをテーマに分科会を開き、議論しながらこれらの問題について話し合った。参加者は、日本、インド、タイ、フィリピンなどから合計100名が集まった。 また、地域おこしのモデルとして京都府南丹市美山町を訪問し、国内外から年間90万人の観光客を呼ぶ取組を学ぶ機会をもった。これらの学びから、エコツーリズム地をアジア各地に作り、若者の人材育成や教育・経済・環境問題に取り組むことを確認しあった。
- 関連する国/地域
- 日本, フィリピン, インドネシア, タイ, カンボジア, ミャンマー, インド, etc.
申請団体より
専門家や活動家だけでなく、これらの活動を応援する人々約100名がこのセミナーに参加し、各国、各地域における社会的課題とそれらに対する取組や今後の展開について話し合い、展望を見出すことができた。今後は、分科会の議論と提案をもとにプロジェクトを作り、企画・実行していくことを決めた。そして、各国でそれらを自身の手で実行するのか、それともターゲットとなる地域を分科会ごとに決めて実行していくのかを、企画書をベースに話し合う。