アジア各国のジュニアオーケストラの設立指導に関わってきた特定非営利活動法人 日本少年少女オーケストラ協会と協働で、アジア各国の指導者、奏者との交流演奏会や現地での指導・視察事業を行った。 2016年6月、カンボジア唯一のオーケストラであるアンコール・ユース・オーケストラの設立10周年と、ノロドム・シアヌーク・モニニヤット王太后陛下の生誕80周年を記念したコンサートを首都・プノンペンの王立チャットモック劇場にて開催。日本、カンボジア、フィリピン、インド、ベルギーからジュニアオーケストラの奏者と指導者が集い、王太后陛下のご臨席のもと、シアヌーク前国王の作曲した楽曲やクラシック、映画音楽、アニメ、歌曲を演奏した。また、シェムリアップのWat En Kosai小学校の校庭でコンサートを開催。参加した日本の子どもたちも、この演奏旅行を通じて現地の生活や文化、歴史を体感し、見聞を広げた。 8月には、日本より専門家3名を派遣して、ラオスの首都ビエンチャンにてChildren Culture Centerのチャンパ・ジュニアオーケストラの指導を行った。
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1715/平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1814/
- 関連する国/地域
- 日本, カンボジア, ラオス
申請団体より
同じアジアで生活をする者同士が「音楽 (オーケストラ) 」を通じてハーモニーを奏でる意義は大きいと感じている。とりわけ、次世代の各国の文化を担う子ども達が交流することは大切であると身をもって体験した。 文化を根付かせるためには、時間のかかることであるが、各国の持っている伝統を大切に、奏者、指導者が交流を続けネットワークを構築することが大事である。 楽器の調達やメンテナンス、日頃の指導、練習施設など課題はあるが、現地と連絡を取り合い克服していきたい。 2018年は「日本・ASEAN友好協力45周年」を記念し、ラオスのビエンチャンにて各国の青少年オーケストラとの演奏会、指導者サミットを開催予定である。