日本ラオス国交樹立60周年を記念した事業の一環として、ラオスのクラシック音楽家との交流とラオス市民への良質なクラシック音楽の提供を目的としたコンサートを、2015年9月21日および22日の2日間にわたってビエンチャンの国立文化ホールで実施した。芥川也寸志やモーツァルトの楽曲を演奏。指揮は柳沢寿男、ピアノは中川佳彦。また、音楽学校およびラオス保健科学大学(University of Health Sciences in Lao)学生による民族舞踊、ラオス民謡を管弦楽に編曲したものを発表し、聴衆は2日間で1,000名を超えた。地元のテレビ、新聞などで紹介され、大きな反響があった。
- 関連する国/地域
- 日本, ラオス
- 協力団体/協力者
- ラオス保健科学大学
申請団体より
ラオスは東南アジア諸国の中でもとりわけ親日として知られている。穏やかでシャイな性格に加え、文化、習慣などが日本人の感性と合致するのかもしれない。そのラオスと日本が国交を樹立して60年、それを記念した行事の中でもクラシック音楽にフォーカスを合わせた本公演はラオスの人々に特別の注目を得られたようだ。今でもラオスの友人から「次はいつ来てくれるのか」と、よく質問を受ける。このような演奏旅行は費用も掛かるし準備が大変である。国際交流基金からの助成がなければ参加した演奏家たちの負担も少なくなかっただろうし、何より日本を代表しているというモチベーションが本公演を大いに盛り上げた。 現在、ラオス政府からラオスの古都、ルアン・プラバンでの公演を打診されていて、前向きに検討しているところである。