海のシルクロード沿いに東南アジア地域で発展・拡散した古代の紙(樹皮紙)の、現状調査研究と若きアーティスト・達人達の生産文化復活を支援する協働プラットフォームの構築
インドネシアに保管されている約300点の代表的な樹皮紙Beaten Bark Paperの古文書・ワヤンベベル絵巻、クティカなどを、全頁、隅々まで透過光などを使用し、特徴・技法を調査・観察する。そして得た成果、見聞したことを共有・発信・発表するように努める。また、喫緊の課題であり存亡の危機にある伝統製作者を含んだ関係者による樹皮紙文化保全のためのプラットフォーム構築を後押しする。殊に、世界の3か所にしか現存しない樹皮紙製のワヤンベベルの価値、希少性、および具体的な保護活動の重要性につき、より積極的にSave Wayang Beberという共通項を掲げ、将来の世代に引き継げる行動を啓発し継続している。
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- 主な活動地
- インドネシア:ジャカルタ、スラウェシ、バンドン、チルボン、ジョグジャカルタ、バリ ベトナム:ホーチミン、ファンティエット、ダナン、ハノイ
- 受入機関/協力者
- ジャカルタ・テキスタイル・ミュージアム
- ユネスコ・チャム文化研究センター
- 活動報告書
- 「海のシルクロード沿いに東南アジア地域で発展・拡散した古代の紙(樹皮紙)の、現状調査研究と若きアーティスト・達人達の生産文化復活を支援する協働プラットフォームの構築」(4,379KB)
- "Researching the development and spread of ancient paper (beaten bark paper) in Southeast Asia along the Maritime Silk Road, and building a collaborative platform for reviving beaten bark paper production culture amongst artisans and young artists. "(4,376KB)