シンガポール・エスプラネードと日本・サントリーホールによる協働プロジェクト。演奏家、作曲家、その他ジャンルの実演家といった創造的人財を活用し、両国の創作の最先端を紹介。人財の交流を積極的に促し、初演、再演を含め、両国の芸術家たちが同じ舞台に立つ発表の場を提供した。また、日・シンガポール外交関係樹立50周年、サントリーホール30周年を迎えた2016年はエスプラネード主催フェスティバルで古代祝祭劇『HIMIKO(サントリーホール創作)』をシンガポール演奏家も加わって上演した。さらに、エスプラネードと協力関係にある教育機関ヨン・シュー・トー音楽院とサントリーホール室内楽アカデミーが協働し、室内楽キャンプも開催、次世代を担うアジアの若者たちが、アジア圏を新たなSphere of Classical Musicとして活動できるよう、実演家同士のネットワークを育み、聴衆を育てるプラットフォームを構築した。
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1516/
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール, 中国, 韓国, 米国, 英国, フィンランド, イタリア, ドイツ
申請団体より
シンガポールのエスプラネードと日本のサントリーホールによる協働プロジェクトとして演奏家、作曲家、多ジャンルの実演家といった創造的人材の活用により、日・シンガポール外交関係樹立50周年を記念してシンガポール・エスプラネードで行われたスーパージャパンのハイライトとしてサントリーホール制作・古代祝祭劇『HIMIKO』が上演された。シンガポールの演奏家の出演を含め制作スタッフ同士の交流も盛んに行われ、両国間の交流に貢献出来た。また、シンガポール国立大学ヨン・シュー・トー音楽院とサントリーホール室内楽アカデミーの協働により、シンガポールで2公演を行い、ヨン・シュー・トー音楽院の選抜生が、サントリーホールが主催する室内楽フェスティバルのチェンバーミュージック・ガーデンに出演し、一般客の前で実演の機会を得る事が出来た。これを機に、ヨン・シュー・トー音楽院とは将来的なパートナーシップを含めて、アジア太平洋地域の音楽・文化の発展に寄与することを目指す。 助成を受けることにより、より多くの関係者がシンガポールに行く事ができ、現地の演奏家やスタッフと広く交流することが出来た。