カンボジア オペラ プロジェクト2019

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
令和元 (2019) 年度
助成額
JPY 2,719,000
活動国・地域
カンボジア

カンボジアオペラプロジェクトは、カンボジア王国で初となる本格オペラ『カヴァッレリア・ルスティカーナ』を2018年9月上演し、大成功を遂げた。2019年もその文化的情熱の炎を消すことなく日本とカンボジア、オペラの発祥地イタリア等の世界各国の文化人の協力と現地のオーケストラ団、有志合唱団との共演のもと、さらに現地サーカス団とのコラボレーション等、さらに規模を拡大してオペラ『パリアッチ(道化師)』を上演。オペラに特化した日本人が制作を担当し文化的な事業を支援。また現地の歌手、学生、オーケストラ団や合唱団への指導、ワークショップなどを継続して行い、技術的レベルの底上げを図る。また今後の活動視野をASEAN諸国に拡大するといった目標を掲げての事業である。

事業関連ウェブサイト https://www.glartent.com/XX/Unknown/384466918647692/Cambodia-Opera-Project

申請団体より

2018年にスタートしたカンボジアオペラプロジェクト。カンボジア初の西洋オペラ公演は昨年、成功を遂げたが、予算面の不安は常日頃つきまとい、本年度の助成により予算的に安定した状況下で運営できることによる恩恵は大きい。文化事業は継続こそが、効果的な啓蒙活動を行う上での重要な点であると考える。2018年のプロジェクトに参加した現地の音楽家達は本年度、より明確なヴィジョンを持って参加し、技術面でも大きな成長が感じられた。さらにプロジェクトに初めて参加する後進たちへ積極的に指導やアドヴァイスを行ない、また各国からの専門家ともディスカッションをしながら、高みを目指す姿勢が見られた。今後も現地芸術団体と日本のトップレベル団体が提携して事業を継続して行くことによりカンボジアにおける高等音楽教育システムの構築、芸術音楽公演のマネジメントの向上と普遍化を促進するものと考える。

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