インドネシアなどアジア太平洋5カ国と日本のチェンジメーカー育成・交流事業

  • アジア・市民交流助成
採択年度
令和元 (2019) 年度
助成額
JPY 1,495,302
活動国・地域
日本

貧困や差別、環境問題等、アジア太平洋の日本を含む多くの国には共通する社会課題がある。解決に取り組む人々の人となりに触れ、こうした課題を多くの人に身近に感じてもらうことを目的に、活動地域でも国際的にも強く支持されるチェンジメーカー4名を日本に招へい。日本のチェンジメーカー育成団体らと共にイベントを行い、若い社会起業家の育成やチェンジメーカー同士の相互学習を図った。

具体的には、申請団体がこれまでに支援してきた社会起業家“IMPACT HERO”らによる講演会を各地で開催。これまでの活動内容と今後のビジョン、日頃の支援の感謝を伝えた。株式会社ホワイトシップ、Etic.と共催のイベント、日本経済連合会での講演会、小泉環境大臣との面会などを通して、日本社会をリードするステークホルダーと連携し、日本と世界の垣根を超えてより良い未来を創る為、社会変革の輪を大きく広げた。

関連する国/地域
日本, インドネシア, ミャンマー, 東ティモール, マーシャル諸島
協力団体/協力者
株式会社ホワイトシップ
特定非営利活動法人エティック

申請団体より

来日中登壇したイベントは8つ、イベント動員人数は544人、イベント参加者の満足度は100%(アンケート取得ができた3つのイベントの平均値)となった。
これらのイベントを通してIMPACT HEROの社会活動領域(アジア7カ国)に関する日本の支援者および支援検討者の関心と課題認知を深めることができた。さらに、それぞれの社会課題に対する取り組みだけでなく、Earth Companyのここに至るまでのプロセスからインスピレーションを得たという声や、参加者自身が今後できることを考える機会となったという声が多数寄せられた。
イベントでは、IMPACT HEROと日本の支援者のみなさまと良好な関係を築け、IMPACT HEROから直接必要な支援をお話することができた。さらに、朝日Globe+、greenz.jp、Forbes Japan、雑誌ELLE Japonの取材の機会を得られ、IMPACT HEROの活動を広く発信することが出来た。また、今回出版したIMPACT HEROたちのライフストーリーブックは読者からの希望で、2019年12月12日に電子書籍化しオンラインで購入できるようになった。
今後はイベント写真、動画を活用した広報活動を行うほか、開催するイベント情報に併せて、Earth Companyが実施する人材育成事業やインパクト評価研修等、SDGs達成へ向けたプロジェクトのご案内と、ファンドレイジングへの呼びかけを行う。気候変動への関心が高まる昨今、今回のイベントにおいてもキャシーの気候変動への取り組みへの関心が高く、キャシーがマーシャル諸島に開設した人材育成拠点を中心としたスタディーツアーの企画を開始し来年以降に開催の予定。

関連する事業

活動国・地域

インドネシア・アチェと東松島市の子ども国際交流事業 「被災地から未来への対話/壁画の架け橋」

「第8回アジア湿地シンポジウム」 (2017年11月) における「湿地とユース」セッションの企画・運営

アジアの共通課題に取り組む実践家のための相互学習と共創

マレーシアの人形劇ポテヒ -多民族国家の文化実践を知る

マレーシアの伝統芸能と舞踊の紹介とワークショップ

S-AIR 2014 Residency Programme -FRONTIER- ASEAN

活動分野

わたりタイいちご・ネット友和プロジェクト

タイ・ミャンマー国境を越えた交流とワークショップを通したミャンマーの平和構築事業

国際ボランティア第1回アジア・オンライン・サミット

日本とカンボジアの大学生による科学実験教室の協働開発及び開催事業

第27回アジア国際ネットワークセミナー

アジア・シェルター会議および全国シェルター・シンポジウム 2018