カンボジアのクメール美術はポルポト政権下の文化破壊により荒廃し、ニーズがあるのにも関わらず、公立学校では美術教育は行われていない。美術教育の重要性を理解してもらうことを目的に、カンボジアのプノンペンでシンポジウム・展覧会、研究会を開催し、一般市民も参加する国際交流を行った。 1. シンポジウム、ポスターセッション、作品展示を開催。カンボジア人と日本人の多くのメンバーや関係者が一堂に集まり、クメール美術教育に関する研究会・情報交換会を行った。これらは一般公開とし、美術教育の重要性を一般市民・政府関係者とともに考え、新聞やテレビを通じて多くの市民に美術教育の必要性を訴えかけた。 2. 小学生に美術の楽しさを知ってもらうため、プノンペン周辺の小学校で実践的美術教育を行った。その際、今後カンボジアでの美術教育を確立するための基礎とするべく、クメール美術の独自性を生かした教育方法を検証した。
報道実績 https://www.youtube.com/watch?v=9y1eEXNX4Ec&feature=youtu.be (カンボジア語)
- 関連する国/地域
- 日本, カンボジア
- 協力団体/協力者
- 山田アートスクール
- 王立プノンペン大学
- 王立芸術大学
- カンボジア文化芸術省
申請団体より
シンポジウム・展覧会、研究会を開催し一般市民も招き入れ、国際交流することで美術教育の重要性を理解していただいた。クメール美術とその美術教育を復活させるまで事業を継続的に行う予定。今回の事業を通して、大勢の方の賛同を得ることができた。