アジア各国のジュニアオーケストラの設立指導に関わってきた、NPO法人日本少年少女オーケストラ協会(本部・群馬県)と協働で、ラオスの首都・ビエンチャン市で「アジア文化祭」を開催。ラオス、タイ、カンボジア、日本の4か国の奏者、指導者との交流事業を実施した。 日本からは、北海道・群馬・東京から指導者と生徒18名が参加。ラオスからはCCC(Children Culture Center)を拠点に活動するチャンパジュニアオーケストラ、私立ハックケオ学園バイオリンクラス、タイからはウドンタニ大学教育学部オーケストラ、カンボジアからはアンコール・ユースオーケストラが参加した。 各国の特色を持ちより、タイやラオスの伝統楽器や舞踊、仮面劇の披露、民族衣装(日本からの生徒は浴衣)での演奏など、日本とASEANの友好と相互理解を深め、次世代の文化担う子ども達が主役の文化祭となった。
平成28年度実績 http://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1607/平成29年度実績 http://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1715/
- 関連する国/地域
- 日本, タイ, カンボジア, ラオス
申請団体より
今回の事業では、ここ2年間の交流内容からさらに踏み込んで、現地の学校や文化祭の中でのオーケストラ演奏を通じて、参加者間の交流に重点を置くことができた。 事業に参加した生徒が帰国後、様々な場面で行動的に各団体の中で中心的な役割を果たしている。また参加させた保護者や表敬訪問した教育委員会等から高い評価を得ている。このように文化交流が相互の国の発展や次世代を担う子ども達の成長の一助になっていると強く考えている。 オーケストラ奏者への技術指導は今後も継続していきたい。また指導者の養成も急務である。アジア各国のジュニアオーケストラとのネットワーク構築やまだオーケストラのない国への視察、現地調査等も行っていきたい。 ラオス国内にはビエンチャンだけではなく各市にCCC(Children Culture Center)がある。国の情報文化省の機関であるが、伝統音楽や舞踊、読み書きそろばんや多彩なプログラムが用意されている。国内48か所あるこのネットワーク網を活用して、ラオス国内でのジュニアオーケストラの活動展開も視野に入れたい。