ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成29 (2017) 年度
助成額
JPY 3,770,607
活動国・地域
カンボジア, 日本, シンガポール, インドネシア

ヨコハマ・パラトリエンナーレは3年に1度横浜にて開催される“障害者”と“多様な分野のプロフェッショナル”の協働から生まれるアートの国際フェスティバルである。2017年度は第2回目として「sense of oneness とけあうところ」をテーマに展示やパフォーマンス、マーケットなど多彩なプロジェクトを展開した。海外とのプロジェクトとしては、美術部門ではアーティスト 井上唯がシンガポール、カンボジア、インドネシア各地で障害者とともに創作を行うワークショップを開催。ワークショップの成果物を日本に持ち帰り、それらをつなぎあわせて象の鼻パーク全体に広がる巨大なインスタレーションを展開した。 パフォーミングアーツ部門では、ボディアーティスト 大歳芽里をカンボジアへ派遣。現地の障害者アーティストとともにサーカスの小品を制作した。パラトリエンナーレではカンボジアのアーティストたちを招へいし、メインステージのパフォーマンスの中で作品を発表した。

平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1567/

Hajime Kato
Hajime Kato
Yui Inoue
Yui Inoue
関連する国/地域
日本, シンガポール, インドネシア, ベトナム, カンボジア
協力団体/協力者
Phare Performing Social Enterprise
Epic Arts
Krousar-Thmey

申請団体より

昨年度実施したアジア諸国でのリサーチの成果から、連携団体や協力者を発掘し、現地の障害者と日本人のアーティストの協働制作プロジェクトにつなげることができた。さらに東南アジア諸国で制作した作品を日本にて質の高い作品としてプレゼンテーションし、ほとんど知られていない東南アジアの障害者アーティストや団体を日本に紹介することができた。このように作品制作を通じてアジア域内の障害者アーティストの発掘・育成を行い、その成果を国内外から注目されるフェスティバルで発表することにより、障害者の芸術活動を通じた社会参画と多様性を受容する地域社会構築の可能性をアジア各国、及び日本に広く示すことができたことは大きな成果であった。

関連する事業

活動国・地域

国際共同制作『RE/PLAY DANCE Edit.』

カンボジア, サンボー・プレイ・クック遺跡群の保全に関わる人材育成

アンコール・ワット修復人材養成プロジェクト

DigiCon6 ASIA

アジアにおけるエネルギーを切り口としたモノづくりやデザインの協働プラットフォームの構築

Asia Plays 2019 Book Publishing and Launching

活動分野

Community Art Project in Afflicted Areas of Tsunami – Japan and Aceh –

Low Fat Art Fest: 100% Concentrate Art Pieces Volume II

里山創造生活(アジアとの地方創生協働プロジェクト)

VIVA EXCON CAPIZ 2018

バティックを中心とした日本インドネシア染色文化の交流と共同制作プロジェクト

Manila, Tokyo, FESTIVAL OF THE RECENTLY POSSIBLE 2019: Towards an Asian Network of Digital Art & Sound

協力団体

カンボジア オペラ プロジェクト2019