【事業内容】
(1)囲碁指導者育成指導
将来、自国の囲碁界をけん引する指導者として、囲碁に対しての理解を深め、技術指導方法も学ぶために直接、プロ棋士からレクチャーや実践指導を受け、囲碁指導者の育成を行う。
(2)学校教育に囲碁導入推進
ASEAN諸国の囲碁事情をヒアリングの上、参加者全員で情報共有する。次に日本の学校囲碁普及事業の現状、ノウハウ、実績効果等のレクチャーを受け、また実際の囲碁授業の場を体験する。
(3)共同研究・協働作業
学校教育に囲碁を導入し推進するためのノウハウを日本棋院が提供し、ASEAN諸国のそれぞれ国の状況に照らし合わせながら、ディスカッションを経て、共同で研究を行い、学校囲碁導入の今後の取り組みについて協働作業によって、プランをまとめる。
事業関連ウェブサイト https://sway.com/OFgZrodBYTZmjQIJ?ref=Link
平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1603/
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1517/
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール, マレーシア, タイ, ベトナム, ブルネイ
- 協力団体/協力者
- シンガポール囲碁協会
- タイ囲碁協会
- マレーシア囲碁協会
- ブルネイ囲碁協会
- ベトナムチェス協会
- 在ブルネイ日本国大使館
申請団体より
囲碁界においては、今まで愛好家の棋力を底上げするというような事業が中心だったが、学校囲碁授業の導入を、日本とアジアで共同して研究し、推進して行くという画期的な協働作業が実現した。 本事業の実施により、アジアで親しまれている囲碁の文化的価値、教育的価値が上がっていくことが期待できるため、国際交流基金の助成は大変有意義である。 また、本事業がきっかけでASEANに限らず、日本と北米間でも事業研修が開始されたこと、今後さらに、世界中に同事業が拡大される可能性が出てきた。 学校の囲碁授業導入については、各国の事情があるものの、日本が提案した指導方法を各国が採用し、囲碁普及を推進することとなった。 今回の事業を通じて、囲碁指導のノウハウや、囲碁の効能に関する情報を提供し合う日本とASEAN諸国間で本格的な交流基盤をつくることが出来、今後は、この基盤を活用して協力体制を拡げ、この協力体制を維持し、ASEAN諸国の囲碁界の成長を相互協力で支援していくこととなった。