マーク・テ『Baling』を通して歴史との向き合い方を考える/上演+レクチャー+リサーチプロジェクト

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY1,432,400
活動国・地域
日本

2016年10月、「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN」の公式プログラムとして、マレーシアのアーティスト、マーク・テ(Mark Teh)の舞台作品『Baling(バリン)』を上演。4ステージで、観客は約270名。 上演に先立ち、アートアドミニストレーターの樋口貞幸とダンサーの山下残によるマレーシアでのリサーチを実施。『Baling』やリサーチを掘り下げる場として、3回の連続トークを行い100名を超える参加者があった。 マレーシアという異なる社会状況を背景にした作品の理解、そしてアートに対する関心や理解を促進した。

関連する国/地域
マレーシア
協力団体/協力者
Five Arts Centre

申請団体より

舞台作品の上演に伴って、その内容を深めたり別の視点を得たりするためのレクチャーは重要だが、普段の公演では予算的・人員的な制約もありなかなかそういったことはできない。 今回、本助成のおかげで『Baling』に関連した連続トークのプログラムを組むことができ、異なるコンテクスト、社会状況を背景にした作品の理解およびその国の政治・社会状況、そしてアートに対する関心や理解を、観客や参加者に対して促進できたのではないかと思う。 KYOTO EXPERIMENTでは、今回の取り組みの経験を活かして、今後もアジアの舞台作品やそれを含む様々な状況を日本に紹介し、継続的な相互交流を行っていく予定である。

関連する事業

申請団体

KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN ルリー・シャバラ公演

活動国・地域

東アジア・ローカル・コミュニティアート・ネットワーク

リサーチプロジェクト 「町に残るアートとコロニアリズムの跡」

フィルム・イン・シェルター 映画の停泊地

日本・インドネシアにおける防災コミュニティラジオの経験共有事業

KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN ルリー・シャバラ公演

女性や高齢者が生き生きと暮らす持続的な社会をASEAN女性起業家と考える国際交流事業

活動分野

日比国際児の若者(JFY)と日本の若者との交流活動を通した新たな日比関係の構築

日本インドネシア国交樹立60周年記念 紅型影絵「やどかりの夢」インドネシア公演&紅型ワークショップ

舞踊劇「バリ版二童敵討」の創作と上演

劇団角笛シンガポール公演

「伝統文化をもっと身近に!」交流事業

ベトナム(ホーチミン)にて日本文化を学ぶ明越日本語学校の青少年を対象にした演劇ワークショップ