フィリピン北西部にあるパンガシナン州は首都マニラより約250kmの遠隔地にあり、日本文化に触れる機会が少ない地域である。州都のリンガエン市内で、パンガシナン州立大学(Pangasinan State University)と協働で市民間の交流を行った。 2016年11月、2日間の日程で文化交流プログラムを実施し、6,000名以上の参加者があった。地域の文化発信として、大学舞踊学部による昔の生活を表現した舞踊の紹介や、日本文化発信として日本人高校生による和太鼓公演、日本食試食、将棋、折り紙紹介など、多くの方々と交流活動をし有意義な事業となった。
- 関連する国/地域
- 日本, フィリピン
- 協力団体/協力者
- パンガシナン州立大学
申請団体より
助成を受けたことで第一回目の市民間の交流については成功裏に終了した。大学と当NPOとの今後の協力についての覚書を締結し、今後の両者間の協働による文化交流を進めることを確認した。学生も市民も日本に対する強い興味を持っていて、今後継続的に交流を続けて行くこととなった。また、事業実施中に日本に対しての認識の薄さに驚愕した。モバイル端末を所有している学生も見かけ日本のアニメや楽曲を楽しんでいるが、日本の文化までは知らない様子であった。 ジャパン・フェスティバル当日は地元TV局、新聞などが取材に来た。次回、更なる日本文化の発信を別の場所でも実行したいと考えている。