シンガポールのアジア文明博物館の一室に仮設の舞台と照明、音響を設置し、2015年10月、2日間に亘って約300名の各国からの参加者を対象に交流事業を開催した。 西川流子供舞踊団3歳~17歳までの6名による踊りの公演のほか、日舞の要素を取り入れたエクササイズ「NOSS(ノス)」の体験や、西川カークによる獅子の舞台化粧のレクチャーと踊りを実施した。更に、西川まさ子「月光」や西川友華による大和楽「寿」の踊りを披露した。
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール, etc.
申請団体より
シンガポール在住の数カ国の人達が参加し、日舞の要素を取り入れたエクササイズ「NOSS(ノス)」は全員が参加し、中には立ち上がってしっかり体を動かしながら踊っている人も多数いた。獅子の舞台化粧のレクチャーは、白塗りの化粧にたくさんの質問が飛び交い、とても興味を持ったようである。 子供達が踊る日本舞踊にかわいらしさや華やかさを感じ、また、西川まさ子氏、西川友華のしなやかで優雅な姿に息を飲むように見入っていた。日本の伝統文化の魅力を十分に味わって満足していた。「また来てください」「もう一度見せてください」という声をたくさんいただいた。 この事業をきっかけに、留学をして外国に日本舞踊を紹介したいという子供もおり、ホームステイに来た人に披露したり、地元の海外からのお客の多いホテルでの披露等もしている。 また、次世代の子供達も増え、是非交流を持ちたいと厳しい稽古を重ねており、生の演奏で楽しんでいただこうと三味線や唄の練習も始めた。国際交流にも後継者育成にも貢献でき、感謝している。