昭和女子大学国際文化研究所は、フランス風の意匠を付加した豪邸が多数散在するベトナム・カイベーのまちづくりに協力してきた。 2015年11月の第2回カイベー観光祭にあわせ、2つの交流を実施。1つ目は、横浜山手の洋館群を管理する「公益財団法人 横浜市緑の協会」とボランティア総勢8名が、キエット家・バードック家の室内装飾を行った。2つ目は、佐賀県の「特定非営利活動法人 守るまちなみ創るまちなみを考える会」の総勢6名がカイベー・ドンホアヒエップ村で伝統家屋の破損調査と修復保存計画を行い、観光祭に参加した。観光祭には市民2,000名以上が集まった。 また、12月にキエット家とバードック家の両当主が自費で来日した際、京都で日本伝統家屋や庭園、横浜山手で洋館群をともに視察し、カイベーを訪問したボランティアと再び緊密な市民交流を行った。
平成26年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1442/ 平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1618/ 平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1703/
- 関連する国/地域
- 日本, ベトナム
- 協力団体/協力者
- 公益財団法人 横浜市緑の協会
- 特定非営利活動法人 守るまちなみ創るまちなみを考える会
申請団体より
本事業により、平成28年度は横浜山手の方々とカイベ―市民が独立して交流を実施、ペアリングが出来上がった。 また、ティエンザン省は2017年からこの祭りを省レベルの祭りとし、毎年実施していくことを決めた。このため、横浜・佐賀だけでなく神戸・長崎など有名な洋館群の保存地区へも参加を呼びかけたところ、2017年12月1~3日に実施されるカイベ―祭に参加することになった。ベトナムと日本の交流だけでなく、日本国内の洋館群保存地区が集まることによってのそれぞれが学び合えると期待されている。