Music improvisation in Asia to enable diversity
「音楽は本当にユニバーサルなのか」 さまざまな文化背景を持つものが音楽のコラボレーションと即興演奏を通して、音楽の調和と逸脱の調和の中に見出す、人としての幸福の最大公約数を模索。東南アジアの文化の合流都市であるタイを中心に、アジアの音楽の多様性と即興音楽、新しい音楽の可能性を調査した。独特なタイの伝統音楽だけでなく、ミャンマー国境に近いチェンマイを中心にしたランナ音楽、マレーシア国境近くでイスラムの影響を受けたタイ南部の音楽、ラオスやカンボジアに近いイーサン地方のモーラム音楽、そして現代的な要素を入れて変化する音楽を調査。また、バンコクの音楽院を中心とした新しいアジアのオーケストラの可能性、また西洋人が多く集まる街フアヒンでの新しい芸術教育の現場と即興音楽教育への試みなど、タイの今後を担う若者のための音楽教育の実態にせまった。さらにタイに在住する音楽家による、新しい音楽の試みであるタイ発のASEAN10か国の民族楽器が共演するC ASEAN Consonantsへの取り組みについてインタビューをおこなった。
関連するアジアセンター助成事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1509/
- Main Cities of Activity
- Thailand: HuaHin, Chiang Mai, Songkhla, Roi Et, Bangkok
- Host Institution(s) / Individual(s)
- Anant Narkkong
- Activity Reports
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