2017年12月、日本の学生ら8名がインドネシア西ヌサ・テンガラ州のロンボク島を9日間訪れた。そして、中部ロンボク県ランタン村に3日間滞在し村の暮らしを体験しながら、村の若者たちとともに「(ツーリストからみた)村のよいところ・残念なところ」「ごみの問題」や「村ツーリズムの発展」についてワークショップを行った。今年度は村の若者たちが主体となり、ツーリストを迎える準備・運営を行った。 ツアーでは他に、ロンボクのいくつかの「ごみ銀行(インドネシア独自の廃品回収システムとごみの再利用プログラム)」の活動を見学したり、ごみの埋立地を訪れたりして、ごみの問題について考えた。また、観光地の海でのシュノーケリングや、「海の生きものプログラム(Lab to Class製作)」体験、マングローブ林の見学を通して、海辺の生きものの生態について学んだ。
平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1622/
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From the Organizer
日本の若者たちは村に散らかるプラスチックごみに驚きながらも、村の素朴な暮らしと比較して日本での自分の暮らしの中でより多くのごみを捨てていることに気づいたり、自分たちが失ってしまった「大切な何か」に気づいて本来の人間らしさを取り戻したりした。ワークショップでは「村のよさ」として、「人の温かさ・人と人のつながりを感じる」「自然の豊かさ」「シンプルなライフスタイル」「自給自足/オーガニック」「ネットに依存していない」「知恵がある。生きる力がある」などを挙げていた。村の若者は、そういったことが日本人に喜ばれることを知った。また「村ツーリズムの発展」について、日本とインドネシアの若者それぞれに話し合いアイデアを出し合った。若者同士の交流が生まれ、SNSを通したやり取りがツアー後も継続している。 ゆいツールは今後もランタン村の若者たちと協働して、村ツーリズムをさらに発展させていきたいと考えている。