カンボジア人監督招へい事業

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成29 (2017) 年度
助成額
JPY804,945
活動国・地域
日本

カンボジア出身のリティ・パン監督を広島国際映画祭に審査員として招へい。最新作『エグジール』(2016)と日本プレミアとなる『太平洋の防波堤』(2008)をNTTクレドホールと広島市映像文化ライブラリーにてそれぞれ上映し、上映後にはトークショーを通して作品と監督について観客に知ってもらう機会を設定。また、国際短編映画コンペティションの審査員としても受賞作品の選定と授賞式への参加をしていただき、市民と空間を共有した。 滞在中には慰霊碑献花や広島市内ロケ地ツアーを実施し、新作準備のリサーチも兼ねて来訪したパン監督に広島を紹介。 映画祭終了後は、被爆証言の聞き取り、カンボジアと交流する広島市民グループとの交流会、広島市映像文化ライブラリーにて意見交換会、原爆関連取材に携わる地元テレビ局の記者への聞き取りなど積極的な交流をはかった。 7日間の滞在中、広島国際映画祭という地元の文化行事においてパン監督の作品紹介および市民レベルでの交流や歴史認識の共有が円滑且つ平和的に実施でき、双方にとって貴重な機会となった。

関連する国/地域
カンボジア

申請団体より

リティ・パン監督との意見交換や交流に参加したすべての団体・個人から、「監督へのプレゼンにより自信を深められた」「今後も各活動に力を注ぐこと」「他団体との協力も視野に入れたいこと」「監督が広島で新作を制作するのであれば、ぜひとも協力したい」「参加が非常に有意義だった」などの連絡を受けた。 ・カンボジア映画への関心 広島国際映画祭で、今後も機会があればカンボジアの映画上映を行い、市民の関心を維持していく。映画を通してカンボジアの過去や現状について学ぶ機会を今後も映画祭として作っていく。 ・リティ・パン監督の新作の制作 監督にお会いした被爆者、被爆証言者の会メンバー、カンボジアで活動する広島の市民団体・個人の皆さんには、引き続き広島フィルム・コミッションから協力を随時依頼し、良好な関係を維持していく。広島国際映画祭では、今までにも企画進行中の映画を紹介するワークショップを開催し、観客に広く協力を呼びかけたり、関心を高めることに寄与してきた。制作が具体化すれば、映画祭で新作制作について紹介(展示・ワークショップ)を行い、理解者を広げたい。 ・広島とカンボジアをつなぐ活動 監督に紹介する形で、各会・各自の活動を紹介することにより、広島内でのグループ・個人間のつながりが生まれ、より活動が発展的になることが期待される。

関連する事業

活動国・地域

ドキュメント・越後妻有:ナウィン・ラワンチャイクンがみた限界集落

バリ・金谷インターナショナルアートウィーク2016

-防災レジリエンス・ツールをアジア諸国で拡散する市民ネットワークを構築する- 防災レジリエンス・フォーラム2015 TOKYO

ミャンマー寺子屋教師招へい事業

インドネシア ペーパームーン・パペット・シアター レジデンス&新作公演

日本インドネシア民主主義会議

活動分野

第5回高校生国際交流写真フェスティバル

神里雄大『カオカオクラブ』オンライン配信シリーズ

アジアン・フィルム・ジョイント

映画「GENSAN PUNCH (義足のボクサー)」リモート撮影及び編集

フィルム・イン・シェルター 映画の停泊地

第11回アジア国際子ども映画祭北見大会