東南アジア地域への少年軟式野球の普及、野球技術の向上、国際交流を目的として東南アジア諸国チームを集めての軟式野球交流大会をシンガポールで開催した。この大会は、日本とシンガポールの友好関係から発展し、シンガポール少年野球クラブBCS (Baseball Club Singapore)と日本のIBA-boys Japanが共催している。 大会は12歳以下のグループと10歳以下のグループで行われ、参加チームは合計21チームと過去最多の参加チームとなった。日本からは、宮城(臨空ルーキーズ)と山梨(甲運野球スポーツ少年団)の選手9名(IBA JAPANチーム)が参加し、シンガポールBCSの選手9名を加えた合同チームとして大会に参加した。 大会の準備、ホームステイの受け入れ等、BCSの父母を中心に多くのボランティアにより運営され、大会に参加するチーム同士の交流にも力を入れた。
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール, フィリピン, インドネシア, マレーシア, タイ, 台湾
- 協力団体/協力者
- Baseball Club Singapore (BSC)
申請団体より
今回の事業では次のような成果があったと考えている。 ① シンガポールに住む子供達、および東南アジアから参加してくれた国々(マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン等)の選手達にIBA-boys(軟式)野球を浸透させることができた。今大会は軟式ボールを使った大会で、ルールもIBA-boysの大会ルールを適用している。 ② また、東南アジア諸国のチームに野球技術の習得、チームワークの大切さ、及び日本の伝統としての礼儀、規律、秩序を学んでもらうことができた。日本の子供達は礼儀正しく挨拶を欠かさないが、そのような雰囲気を東南アジア諸国の子供達に伝えることができた。 ③ 大会中には各国選手達の交流会が開催され、それぞれのチームが各国独自のパーフォーマンスを披露しあい、いろんな国々の選手同志の交流を深めることができた。 ④ 日本の子供達は大会中はシンガポールの家庭にホームステイし、異国での文化、慣習等を体験することができた。大会終了後、BCSの選手とご家族とのお別れ会ではバーベキューパーティーでお互いの交流を深めることができた。 今後については、シンガポールでの大会中に、日本の少年野球指導者等による野球教室を開催するなど、野球を通じての国際交流を更に深めていきたいと考えている。