オルタナティブな農・食・流通・教育の先駆者との交流から創るタイNGO・新時代への挑戦

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY1,500,000
活動国・地域
日本

タイにおける、消費者・都市生活者も参加し推進していく広義の有機農業運動の普及促進と、食の安全保障ならびに食のシステム確立に向けた可能性を探ることを目的として、タイNGOの若手スタッフとともにオルタナティブな農・食・流通・教育の分野の活動を学ぶための経験交流を行った。 若手スタッフらが、日本の生活協同組合、若手有機農家、市民農園、農村開発指導者育成の教育機関を訪問し交流することで、有機農業の理念や各分野での具体的な運営方法について学び、タイの有機農業活動のステージアップにつながった。三里塚ワンパック野菜等をはじめとする各訪問先で背景・活動説明・施設見学・意見交換を行い、最終日には総括する会議の場で各自の学びや感想を発表。帰国後は、今後のプロジェクトに向けた計画会議を行った。

平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1734/
平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1827/

関連する国/地域
タイ

申請団体より

今回の交流を通じて、食の安全保障に向けた消費者と生産者のあるべき関係性についてタイNGOの若手スタッフたちが多くを学ぶことができた。あるべき関係性とは、安全で健康な食を通じた消費行動のみで生産者と消費者がつながるのではなく、自然と命との結びつきが実感できる体験を提供し、消費者と生産者が互いに対等な立場で支えあう関係性である。こうした関係を築くための触媒となるのが、「市民農園」や「生活協同組合」であり、このような「場づくり」を今回参加したタイNGOが、タイの文脈に合わせて今後具体化していくことが確認された。また、タイNGOのシニアスタッフからは、今回の交流が、これまでタイと日本の活動家たちが築いてきた関係を若い世代に引き継ぐ最初のステップになったという評価も得た。

関連する事業

申請団体

オルタナティブな農・食・流通・教育の先駆者との交流から創るタイNGO・新時代への挑戦3

オルタナティブな農・食・流通・教育の先駆者との交流から創るタイNGO・新時代への挑戦2

活動国・地域

ぐんまカップ

日本タイ市民・青少年 空手道共同研鑽・国際文化交流・友好促進事業

「見放されたものの組織化」交流プログラム

日本・インドネシアにおける柔道ならびに柔道整復の交流事業

日比国際児の若者(JFY)と日本の若者との交流活動を通した新たな日比関係の構築

ストアハウスコレクション - タイ週間Vol.3 -

活動分野

ウェビナー「ウィズコロナの時代を切り開く社会起業家の在り方」

日本とカンボジアの大学生による科学実験教室の協働開発及び開催事業

インドネシアなどアジア太平洋5カ国と日本のチェンジメーカー育成・交流事業

現在の東南アジアで生きる性的マイノリティのアーティストによる映像作品の配信およびトークや交流

オルタナティブな農・食・流通・教育の先駆者との交流から創るタイNGO・新時代への挑戦3

メコン対話 -アーツマネジメントによるコミュニティの賦活