インドネシア・バリ島の幼稚園の先生や園児たち、幼児教育を学ぶ大学生等と幼児教育をテーマにした交流を行った。まず、申請団体こども学科の教員と学生がバリ島のスティバ・サラスワティ外国語大学と同幼稚園、ガネシャ教育大学と同幼稚園、タマン・ラマスクール(幼児教育クラス)、カシサヤン幼稚園等を訪問し、日本で行っている保育方法を子どもたちと先生に紹介した後、バリ島の幼稚園の先生が現地の保育の考え方や指導内容などを紹介した。 その後、バリ島の先生や学生を日本に招き、団体所在地の羽生市を中心に幼稚園・保育所・小学校など日本の現場を訪問し、交流を行った。多くの人々の参加と支援があり、教育関係者にとどまらず地域と一体となった教育交流を行うことができ、相互学習と理解を深めた。
- 関連する国/地域
- 日本, インドネシア
- 協力団体/協力者
- ガネシャ教育大学
- スティバ・サラスワティ外国語大学
申請団体より
この事業を行って得た成果は多大であった。当然と言えば当然であるが、インドネシア・バリ島と日本の文化の違いにより保育や教育の内容が異なっていることにお互いが再認識をし、それぞれの良い点を今後に採り入れたいと考えたことである。特に自文化を大切にし、伝承をしているバリの教育に本学関係者は大いに刺激を受けた。また、インドネシアからの先生や学生にとっても日本の教育がシステム的にきちんと確立されたもので均一な教育活動が行われていることに刺激されたようであった。 今回の助成を受けての事業は教育をとおしての文化交流に大いに役立ったと感じている。 この助成事業の成果により、次年度から本学も積極的にバリ島の大学(教員・学生)や幼稚園(教員)からの留学生を受け入れる体制を整えることとした。