指揮者山本祐ノ介、ピアニスト小山京子夫妻は2013年にミャンマーを初訪問以来、ミャンマーにおけるクラシック音楽の普及や演奏技術の向上、またクラシック音楽を通じた音楽関係者間のネットワークの構築を目的に、ミャンマー国立交響楽団の支援を5年間継続して実施。毎年技能向上ワークショップを年4〜6回開催し、その成果披露コンサートを年度末に開催している。
これまで5年間ベートーベンの交響曲に取り組んできたが、2019年度はドヴォルザークの交響曲をはじめベートーベンのピアノ協奏曲、エルガーの威風堂々、アンダーソンの楽曲を使い技術向上に取り組んだ。同時にクラシック音楽のみならず映画音楽、ミャンマー音楽、日本の音楽にも取り組み、様々な音楽の表現を身につけている。音楽への向き合い方、練習参加、楽譜や楽器の取扱いなど、楽団員として身につけるべき姿勢を少しずつ習得している状況である。年に数回の渡航により日本から様々な音楽家、技術者が渡航しそれぞれの専門分野を活かした協働を実施している。
2020年2月には、1年間のワークショップの集大成として6回目となる定期演奏会を開催した。
ミャンマー国立交響楽団 Facebookページ
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- 関連する国/地域
- 日本, ミャンマー
申請団体より
2018年まで使用していたヤンゴン国立劇場が改修工事により使用不可となったため、新たな演奏会場を模索することになった。ヤンゴンではオーケストラの演奏会が開催可能な会場が非常に限られる中、ノボテル・ヤンゴン・マックスのボールルームでの開催が決定し、これまでとは異なる演奏会運営となり、オーケストラスタッフ、楽団員にとっては新しい取り組みとなった。ネーピードーでは昨年までと同様にネーピードー国際会議場2で演奏会を開催した。
定まった会場以外での演奏会開催は資金調達、準備、会場スタッフとの打合せ、チケット販売の有無、当日の運営ほか多岐に渡る業務が必要となり、オーケストラ運営面において新しい試みであった。