北村明子 Cross Transit project 『土の脈』

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 2,700,608
活動国・地域
日本

Cross Transit projectは、2015年に北村明子が立ち上げた、日本とアジアのアーティストと共に創り上げる国際共同制作プロジェクト。2018年に上演した『土の脈』はその最新作。
北村はカンボジアやインドネシア、インド・マニプールなどの各地に根差した伝統舞踊、音楽、精霊儀礼、武術のリサーチを行い、そこで出会ったアーティストや文化からインスピレーションを受け「記憶」「廃墟」「身体」をキーワードに、歴史的な流れや場所を横断するような舞台空間を演出。
表現形式や文化、国籍、言語などの違いを超え、土地ごとの音楽や身体の所作に大切に受け継(トランジット)がれている「種」を融合(クロス)させ「未来のアジア」として開花させた。ドラマトゥルクにインド・マニプールの音楽家マンガンサナ氏を迎えたほか、インドネシア、カンボジアのダンサー、そして佐渡を拠点にする鼓童のメンバーの出演など、東南〜南アジア、日本の芸能文化の要素も取り入れた作品となった。

関連事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1926/
https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1715/
https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1523/

写真:大洞博靖
関連する国/地域
日本, インドネシア, カンボジア, インド
協力団体/協力者
一般社団法人 オフィス・アルブ
北村明子

申請団体より

現代のダンスシーンの背景が全く異なる、インド・マニプール、インドネシア、カンボジアのアーティストと共に創作活動を行う事で、双方の視野、経験、表現方法を新たな視点から見直し、“考える身体”の「今」を更新することができた。 2015年から続く本プロジェクトでは、引き続きダンス作品公演を軸に、リサーチといったプロセスにも重きを置き、アーティストだけではなく、専門家も含めた国際的な繋がりを構築し、派生的な創作活動も推進していく。 その成果を今後も定期的に日本、アジア各国での公演という形で発表していきたい。

関連する事業

活動国・地域

アジアでのアール・ブリュット作品調査及び専門家交流事業

日本の文化である「ラジオ体操」で友だちの和を広げよう!2016

日本・インドネシア共同制作ドラマ 『桜に願いを』

日本・ミャンマー共同映画製作プロジェクト(作品仕上げ・シンポジウム)

アジア・エクスペリメンタル・フィルム・フェスティバル・ミーティング

あいち国際女性映画祭2015

活動分野

International Co-production – RE/PLAY DANCE Edit.

アジア・パフォーマンス・アート・ワークショップ

Jejak-旅Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance

日本・インドネシア・シンガポール 国際共同制作プロジェクト 音楽/映像/舞台芸術『島嶼の王国-辺境の女性』

日本・東南アジア舞台芸術共同制作プロジェクト

国際共同制作『RE/PLAY DANCE Edit.』