アンコール・ワット西参道の修復は日本とカンボジアの技術・文化交流研修の現場であり、両国の重要な文化事業である。カンボジアのアプサラ機構と技術交流を重ねながら共同で工事を実施、2015年から2020年までの6年間で完成を目指す。両者は派遣と招へいにより両国の現場で事業を実施、相互交流による技術移転の綿密な計画のもとに推進する。
2015年12月~2016年6月30日は、アンコール・ワット修復現場の綿密な調査、集中豪雨の対策を重点的に実施。日本の世界遺産の現場における雨水問題および観光問題を視察し解決案を立案。両国合同専門家チームによる、西参道・環濠の水中考古調査。専門家の派遣による西参道事前調査・安全管理および機材オペレーター教育指導と西参道に代わる仮桟橋施工案作成及び工事現場研修指導、石工に対する石材加工技術の研修等を行った。
2016年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1647/
2017年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1727/
2019年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc1909/
2020年度採択事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/cc2015/
- 関連する国/地域
- 日本, カンボジア
- 協力団体/協力者
- アンコール・ワット技術交流研修委員会