アジアの伝統と創造について演奏付きのシンポジウムを開催、国際的に活躍するアジアの若手作曲家2名による、日本の伝統である能の謡を素材に用いた楽曲を発表して、アジアの伝統と創造について考察を深めた。 また、能の伝統的な謡の記譜法を解読し、日英2言語でウェブにて公開した。アーカイブをサイバー上で共有し、遠隔地にいながらも共同で作曲作業を行うことのできる文化創造のプラットフォームの構築を行った。
報告ウェブページ http://ryokoaoki.net/j/2016/02/2016220-noh-x-contemporary-music-vol4.html
- 関連する国/地域
- 日本, シンガポール
- 協力団体/協力者
- ダイアナ・ソウ
- 小出 稚子
- 會田 瑞樹
申請団体より
能では伝統的な謡の記譜法が存在するが、日本語を解し、能の稽古をした人にしか理解できない。今回世界中の作曲家がアクセス可能となるよう、記譜法をまとめ、日英語で制作し、それをウェブにて公開した。そしてアーカイブをサイバー上で共有し、遠隔地にいながらも作曲作業を行うという新たなアジアの文化創造ネットワークの構築ができた。シンポジウム当日は、悪天候にも関わらず、満席に立ち見がでるほどで大盛況であった。後半の質疑応答の部分では、途切れることなく、質問がたくさん寄せられ、観客の皆さんの大きな興味が伺えた。アンケートも好評であった。