日本とラオス国交60周年を記念し、日本・ラオス合作映画『サーイ・ナムラーイ〜流れ行く時の中で』を共同で制作した。首都ビエンチャン郊外のナムグム川を舞台にした物語は、1970年代日本が手がけたラオス初の水力発電ダム建設計画「ナムグムダムプロジェクト」という史実を題材にして、日本・ラオス両国の俳優・女優をキャスティング、監督・監督補・その他スタッフも日本・ラオス両国で構成した。
- 関連する国/地域
- 日本, タイ, ラオス
申請団体より
日本ーラオス両国の映画制作人にお互いの国ならではの技術、制度、方法などを理解、共有することができた。初めての日本ラオス合作映画として、2017年6月から東京を皮切りに公開し日本全国展開を予定している。日本では貴重な全編ラオスロケの映画を上映し、ラオスへの理解を促進することができ、日本ラオスの交流促進の一端を担う事業である。今回は、総予算の約1/3の助成を頂いた。日本の公的な助成は、ラオス国での制作に置いて一つの信用の目安となる。また、映画産業が黎明期である同国での映画制作資金集めは非常に困難であり、貴重な財源となる。