伊藤 剛|Go Ito

  • 明治大学 教授
  • 日本
    • 学術・知的交流
    • 社会一般
  • アジア・フェローシップ
  • 平成28 (2016) 年度フェロー
活動期間
2016/08/05 - 2016/09/30
活動国・地域
マレーシア, インドネシア, シンガポール

ASEANと海洋問題

領有権・排他的経済水域・航行の自由等、「南シナ海問題」をめぐる対中姿勢はASEAN諸国の中でもまちまちである。フィリピンやベトナムは対立姿勢を、ラオスやミャンマー、タイといった無関係な国々は緊密な関係を築いている。もっともこれらの国々の対中姿勢・認識は政治指導者の交替によっても変化するし、姿勢は協力的でも認識は疑念に満ち溢れていたり、またその逆もあったりと複雑に入り組んでいる。 今回のプロジェクトでは、とくに親中・反中という二元論では割り切ることのできない、マレーシア、インドネシア、シンガポールの「マラッカ海峡沿岸三国」を取り上げる。これらの国は、南シナ海の安全が海峡を通過する船舶量に影響を与えるため、一方では「南シナ海問題」の重要性を強調しながらも、他方では中国との間に対立状況を作り出したくないという「スウィング・ステート (swing states)」的な存在のように見える。これら三国における海洋問題とそれへの取り組み方について、有識者・政策決定者との間で意見交換を行うと同時に、今後の「ネットワークの拡大」を見越して、様々な交流にも尽力する。

主な活動地
マレーシア:クアラルンプール インドネシア:ジャカルタ シンガポール
受入機関/協力者
Evi Fitriani (インドネシア大学 社会政治学部 国際関係学科 学部長)
Lye Liang Fook (シンガポール国立大学 研究者)
活動報告書
ASEANと南シナ海

関連するフェロー

申請国

金子 遊

狩野 哲郎

宗重 博之

山崎 阿弥

宮内 康乃

齋藤 雅子

活動国・地域

スティラット・スパパリンヤー

グエン タイン トゥイ

小川 希

宮内 康乃

増山 士郎

坪内 敦

活動分野

グレン フィエル フェルナンデズ

カレイラ 松崎 順子

オン・レン

リリア・ハリム

キン レイ スエ

シモーネ・チャン