第二回 日・ASEAN音楽祭

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 9,623,000
活動国・地域
日本

日・ASEAN友好協力45周年記念事業として、2018年10月4日(木)に日本とASEAN各国のトップアーティストが東京・渋谷のNHKホールに集結し、平和への祈りを込めて歌を歌った音楽祭(コンサート)。
一人2曲ずつ歌い、アーティストらが言葉の壁を越え、かつお互いの文化を尊重し合いながらステージという空間で平和の想いを一つにし、メッセージを発信。その音楽祭の様子を日本だけでなく、ASEAN各国の国民も共有できるよう、ASEAN各国のTVでも放送した。そのため、音楽祭の構成の中にASEAN諸国の出演者が日本を観光する様子の映像を盛り込み、日本に関心を持つ人を今まで以上に増やし、訪日観光客の増加及び日本の経済発展につながるようにした。
また、本事業によって、出演者同士、スタッフがより交流を深め、ネットワークを形成することができ、持続的な交流基盤を構築できた。結果、次の事業にもつながり、文化の担い手の育成にも繋がった。

関連する国/地域
日本, シンガポール, フィリピン, インドネシア, マレーシア, タイ, ベトナム, カンボジア, ラオス, ミャンマー, ブルネイ
協力団体/協力者
エイベックス・グループ・ホールディングス 株式会社

申請団体より

日本とASEAN10か国が参加することが非常に意義のあることだと感じた。音楽は言葉の壁を超え、来場者・視聴者にとって、お互いの国に関心を持つきっかけとなると実感した。また、各国のスタッフとも直接コミュニケーションをとる中で、文化を尊重し、相互理解を重ねていけば信頼関係が構築できることも実感した。 今後は、構築した信頼関係や友好を風化させないことが重要である。また、ASEAN諸国内において、日本の歌手が活動する場を増やす必要があると思った。ASEAN諸国内で日本の歌手の活動の場を広げても直接的収入にはつながらないからか、日本のエンターテインメント業界はASEANの国を重要視していない状況がある。しかしながら、利益とは関係なく、国策として文化の側面で交流を深めることが日本にとって重要な位置づけであることをもっと強調していくべきだと思うし、そのような事業遂行のためには当助成のような仕組みは必要不可欠である。

関連する事業

活動国・地域

瀬戸内アジアフォーラム 2019

インドネシアの消滅の危機にあるBeaten Bark製の絵巻物ワヤンベベルの保全継承を、社会全体で具体的に促進していく日イ協働の支援・応援プロジェクト

アジア太平洋ディスレクシアフォーラム2020

アセアンに於ける多文化交流を観光振興により実現する為の縦断的・横断的研究

なら国際映画祭2016 『OUT IN JAPAN×NIFF』

東京ドラマアウォード2015

活動分野

Pwal! Pwal! Pwal! – Stay with Myanmar –

栗コーダー&フレンズ アジア6カ国 ミュージック&アート共同制作プロジェクト

Collaboration for the Conference-Workshop of Asian Composers on Reconfiguring Music,Nature,and Myth

インストゥルメント・ビルダーズ・プロジェクト・キョウト

1st Ed. The Creators’ Cradle Circuit Transnational Mobile Festival and Platform

爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2

協力団体

日越ジョイントスペシャルテレビ