マレーシアの人形劇ポテヒ -多民族国家の文化実践を知る

  • 申請団体 藝文化
  • 日本: 東京
    • 演劇
    • 伝統文化・文化遺産
  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成29 (2017) 年度
助成額
JPY 683,620
活動国・地域
日本

多民族国家として多くの課題を抱えながら、文化実践の側面から積極的に多文化共生のあり方を示してきたマレーシアの若手アーティスト集団の人形劇公演を実施。そのコンセプトと文化実践を学ぶ機会をもち、話し合うことで、マレーシアと日本の若者たちが互いにその考え方を学び、多文化共生のあり方とその文化実践の未来を考える機会を与えようとして企画された。 実施した事業は以下の通りである。 ・子供達、地域周辺の方々、人形劇やアジアの芸能に興味のある観客を対象としたトークイベント&デモンストレーションならびにマレーシアにおけるドキュメンテーションプログラムを紹介する写真展(於:東京芸術劇場アトリエ・イースト) ・芸術として人形劇を楽しむことができる一般向けの公演(東京公演、於:シネカフェ・ソト) ・学生ならびに地域の方々を対象とした大学でのワークショップ&デモンストレーション(大正大学)

関連事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/ja/grant/pp1817/

関連する国/地域
日本, マレーシア
協力団体/協力者
ombak-ombak art studio
Ombak Potehi

申請団体より

本事業の実施がきまったことで、マレーシア国内の各種メディアにOmbak Potehi(Ombak-ombak ART STUDIO内で、ポテヒの上演活動をするメンバーの総称)の活動が盛んにとりあげられるようになった。華語のみならず、英語や多言語によってもその活動が紹介されたことで、本事業が紹介しようとしてきた特徴、すなわち、ポテヒの技術の伝統的な形を民族や母語の違いにこだわらずにすべての人々が学ぶとともに、マレーシアの文化として再創造してきた、という部分がより広く知られるようになったことは喜ばしい。また今回用意された創作作品は、民族や母語の違い、歴史や慣習など文化的背景の違いを超えて、文化や芸能の実践においては、より直接的に多文化共生がありうる、ということを直接的に示すものとなっており、今回の公演を終えたのち、今回の作品の続きである第2部を制作する予定とのことである。さらに今回の来日公演は、若者たちを大変魅了し、今後も活動を継続、知識と技術を継承するモチベーションをあげることにつながった。 本事業を受けた今後の主たる活動予定 1)日本国内での異文化理解を深めるためのイベント企画 2)若者たちの交流事業 今回の来日公演でポテヒに興味をもった子ども、学生、ならびにマレーシアという国や社会に興味をもった学生たちの渡航、学習の支援 3)マレーシアの若者たちの活動支援 今回の活動に引き続いて行われる創作活動、ならびに継承活動の支援

関連する事業

活動国・地域

ドキュメント・越後妻有:ナウィン・ラワンチャイクンがみた限界集落

ミャンマー祭り2014

「ドクさんの奇跡の物語」を通じた日越交流プロジェクト

第12回アジア国際子ども映画祭北見大会

健康都市交流事業 ~ヘルシースクールで育む健康文化~

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

活動分野

日本とフィリピンにおける多文化理解のための演劇をつかった新しいワークショップの共同開発

ジョグジャカルタ市における人形劇 “What is it like to be me?”の上演と関連ワークショップ、レクチャー、シンポジウムの開催

日比国際児の若者(JFY)と日本の若者との交流活動を通した新たな日比関係の構築

ストアハウスコレクション -タイ週間-

ストアハウスコレクション -演劇とダンスの間で-

テラジア―隔離の時代を旅する演劇―

協力団体

「伝統文化をもっと身近に!」交流事業