日本棋院 ASEAN 囲碁研修

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 3,197,332
活動国・地域
日本

シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムから囲碁指導者を招へいし事業を行った。水間棋士が確立したメソッドを盛り込んだガイドブックを使用し、指導者育成のための講義を実施した。また、日本の学校囲碁授業の現状を発表し、授業導入のプロセスや運営のノウハウを共有。参加者は、実際の大学囲碁授業と小学校の放課後囲碁教室を視察、小学校ではこどもへの囲碁指導も実践。さらに自国での囲碁事情や、現在の普及の現状について各国が発表し、各々情報を共有した。学校への囲碁授業の導入を推進するためのノウハウを共同で研究し、今後の取り組みについて意見を交わした。共同研究、協働作業の総まとめとして、本研修の共同発表文を作成した。今後、本研修の共同発表文を含め、研修成果を国際囲碁連盟のホームページ、総会を通じて世界76ヵ国・地域に紹介予定。

平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1721/
平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1603/

水間棋士による囲碁指導者育成講義(水間メソッド)
千代田小学校放課後子ども教室での指導体験
マレーシア参加者による自国の囲碁事情の発表
青山学院大学囲碁授業の視察
参加者全員による共同発表文の作成
関連する国/地域
日本, シンガポール, マレーシア, タイ, ベトナム
協力団体/協力者
シンガポール囲碁協会
タイ囲碁協会
マレーシア囲碁協会
ベトナム囲碁協会
国際囲碁連盟

申請団体より

実際に自国で中心的に囲碁普及を努めている若手のリーダーが参加したことで、指導者としての非常に高い意識を感じた。 事業終了後、囲碁自体の認知度がまだ高くない国では、今回使用したガイドブックを自国の言語に翻訳して活用したいという具体的な提案があがった。また、自国の既存のノウハウを中心に、水間棋士のメソッドと日本が推奨する7路盤をすこしづつ導入していくという国もあった。 若年層の参加者が多かったため、旅費の助成を受けることで参加が可能となった国もあるので、今後もこの部分の支援は必要であると感じた。 今回の事業を通して、日本とASEAN参加国相互間に継続性のある交流基盤ができたが、「アジア碁コングレス」開催の具体的な話し合いまでは及んでいない。ただ、2018年2月に静岡市で開催される「ジャパン碁コングレス・世界囲碁まつり」にASEAN諸国からの参加者を多数呼び掛けると言うことで合意した。

関連する事業

申請団体

日本棋院 ASEAN 囲碁研修

日本棋院 ASEAN 囲碁研修

活動国・地域

アジアでのアール・ブリュット作品調査及び専門家交流事業

Multitude of Peer Gynts – an Inter-Asian (Indonesia, Japan, Vietnam and Sri Lanka) Theater Collaboration

「アーティスト・イン・レジデンス事業人材育成キャンプ&フォーラム アジア」

日本・インドネシア共同制作ドラマ 『桜に願いを』

女性の創業における障壁に関する調査とその障壁を越えるためのイベントの開催及び報告書の作成

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業

活動分野

ONE ASIA Joint Concert 2016

日本棋院 ASEAN 囲碁研修

Contemporary Asian Masks:Reconfiguration and Transformation

アンコール・ワット修復人材養成プロジェクト

アンコール・ワット修復人材養成プロジェクト

横浜・神戸・長崎洋館群とカイベー洋館群の保存と市民交流による新文化創造プログラム

協力団体

日本棋院 ASEAN 囲碁研修

日本棋院 ASEAN 囲碁研修