タイ人娼婦と元自衛隊員の失われた愛を軸に、彼らを取り巻くバンコクの日本人社会から、イサーン(タイ東北地方)そしてラオスへと北上し、ベトナム戦争の傷跡を描き出す――。 タイ・ラオスにて、その土地で暮らす人々を多く俳優として起用。両国のパートナー、日本のキャスト・スタッフ、仏スタッフと共に、長編映画を製作。 映画完成後は世界の映画祭にて上映のほか、日本、フランスほかにて公開予定。 映画の主題であるアジアの歴史、また、アジアひいては世界における異文化間の共生を、映画、音楽、インスタレーションで多面的に問うプロジェクト。日本、フランス、タイ、ラオス国際共同製作作品。
関連事業 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1755/
- 関連する国/地域
- 日本, タイ, ラオス, フランス
- 協力団体/協力者
- Apicha Saranchol (Bangkok Planning Co., Ltd.)
- Douangmany Soliphanh (Lao Art Media Co., Ltd.)
- Philippe Avril (Les Films de l’Etranger Sarl)
- 山口情報芸術センター[YCAM]
申請団体より
日本公開時には主要メディアにて高い評価を得、注目を集める。現在全国公開中。 またロカルノ国際映画祭では若手審査委員・最優秀作品賞を受賞するほか、世界の映画祭にて上映される。 本助成があってこそ成しえることのできた映画。三か月撮影にかけることで、じっくりと腰を据え、キャストと対話をしながら撮影。それによって、作品を深化させることができ、今までの日本映画の枠を超えた作品を製作することができた。 アジアの国々他、引き続き世界で上映活動を続けていく予定。